著者 : 森いさな
ふたりで作る明日ふたりで作る明日
仕事しか愛せない男性を、 なぜ、愛してしまったの? 出張に行った恋人のケインから、3週間なんの音沙汰もない。 従順な恋人を演じてきたリサだが、もはや我慢の限界だった。 ケインはとてもハンサムで女心をそそる危険な男性だ。 けれど会社経営者の彼にとって大切なのはあくまで仕事。 まるで添え物のように扱われるリサは、深く傷ついていた。 彼が私に求めているのは、ベッドでの慰めだけなの? 意を決してついにリサが別れを告げると、ケインは言った。 「僕が君を愛していると言ったら、どうする?」 嘘に決まっているわーー私が何より求めているものを知っていて、 そんなことを言うなんて。ケインのずるさが、リサは苦しかった。 エマ・ダーシーは、ハーレクイン・ロマンスとイマージュで長く人気を誇ってきた偉大な作家です。男と女の愛情表現のすれ違いが巧みな筆致で描かれます。
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