小説むすび | 著者 : 森たん

モンスター狩りの日々を目指すインベントだったが、ノルド隊長を失ったことで無所属に!?　そんなとき、紅蓮蜥蜴との戦闘を聞きつけた王国最強の部隊が、彼に接触を求めてくる。強力なルーンを持ち、英雄とも呼ばれる"陽剣"ロメロに気に入られ、特訓よりもキツいチャレンジを乗り越えたご褒美は、待望の魔獣狩り放題部隊だった。しかし、新たに向かった森には異変が待ち構え、予想外の存在が潜んでいて…。

インベントは“器”のルーンを持って生まれたことで、便利な「収納空間」の能力を身につけている。しかし、同じ能力で運び屋を営む父の後は継がず、危険な森林警備隊への入隊を願っていた。それは、毎晩夢に見る世界「理想郷」に憧れていたから…。その世界では屈強な戦士達がアイテムを駆使して、見たこともない巨獣を次々に狩っていた。「どうしても、そんな狩人になりたくて！」誰もが戦闘向きではないと判断したインベントによる、未知の「収納空間」活用法を駆使した、奇想天外なモンスター狩りが始まることに！