著者 : 森下りんご
秘められた想いを知り、試されるのは花嫁の覚悟!? 竜王カインに嫁ぐこととなった弱小国の姫ミレーユ。 カインや兄ロベルトと協力し、祖国の危機を見事解決。 妹エミリアとのすれ違いも解消され、あとは婚儀を待つだけとなっていた。 そんな折、竜王の花嫁を一目見ようと周辺国から多くの訪客が押しかけてくる。 彼らの多くはミレーユに好意的だったが、虎族の姫に「至宝の君」と呼ばれる皇太后と比較されてしまう。 しかし、虎族の言葉を好意的に解釈したカインは、大勢の前でミレーユへの好意を宣言! その気持ちに応えカインに相応しくなるため、ミレーユは自分にできることを探そうと決意する。 そこに長く城を空けていた皇太后たちが帰還。 皇太后はカインの兄弟かと思うほど凛々しく、想像との差に驚くミレーユ。 それでも堂々とした様子は想像どおりで、自分との差が気になるように……。 婚儀も迫る中、ミレーユの不安は膨らむばかり。 そんな時、カインが自分のためにいくつも無理をしていたことを知ってしまいーー?
花嫁修業で希少な才能開花!頑張る花嫁に、竜王陛下の溺愛は加速中!? 竜王カインに嫁ぐこととなった弱小国の姫ミレーユ。 求婚相手が違うという勘違いも解決し、二人は少しずつ距離を縮めていた。 早く結婚したいカインにより結婚式の準備も進められていたが、膨大な量の衣装制作や先代王の行方不明など問題は山積みだった。 一方、穏やかな時間を過ごすミレーユは、ドリスの誘いで術の検証を行うことに。 彼女曰く「石に魔力を込め、術を発動させられる」性質は、初代竜王の遺産である魔石に似ているという。 用意されたたくさんの石に順調に魔力を込めていくミレーユ。 最後に魔石に触れたところ、そこに刻まれた記憶が流れ込みーー、ミレーユは自身の術を理解し、能力を最大限使えるように! そんな中、祖国グリレスが崩壊の危機との情報がもたらされる。 さらには妹エミリアが嫁ぎ先に戻らず引きこもっているとも。 ずっとエミリアのことが気がかりだったミレーユは渋るカインを説得し、祖国へ足を運ぶことにするのだが……?
勘違いで竜王陛下から求婚! 偽物の花嫁なのに、なぜか溺愛されてます!? 田舎にある弱小国グリレスの王女ミレーユ。 行き遅れの彼女のもとに突然、大国ドレイクの王カインとの縁談が舞い込んでくる! 曰く、グリレス国の「祈年祭」で一目惚れをしたと。 しかし理由を聞いてもミレーユの困惑した様子は変わらない。 なぜならーー 「私、今年の祈年祭は参加しなかったわよね?」 彼女は祈念祭を欠席していたのだ! 代わりに出席していたのは他国に嫁いだ妹のエミリア。 すぐに人違いの求婚だと発覚するが、父王の指示で身代わりとして嫁ぐことになり!? ーーそうして訪れたドレイク国。 ミレーユは別人だとバレないように顔を隠し嫁ぐが、結婚の儀式でカインに顔を見られてしまう! 元々身代わりに反対だったこともあり、騙した罪を背負う覚悟を決めるミレーユ。 けれども予想外にカインからの追求はなく、その後も花嫁として大切にされて……? 恋愛初心者ふたりの勘違いラブコメディ、開幕!
ーーー今度は地獄です! 海難事故で男爵令嬢ソフィーとして生まれ変わった祐。 貧乏だった前世とは違い可愛く生まれて、女神のようなご令嬢たちとの薔薇色の学院生活を謳歌していたが、ひょんなことから男だらけの"王の剣"と呼ばれる学校へ、紅一点放り込まれることに!下水道計画成就のためとはいえ、「リボンもフリルもない地味な世界なんて嫌ー‼」 天国から地獄への急展開を迎えたソフィーだったが、彼女なりのやり方でいばらの道を切り開いていくのだった! 書き下ろしはリリナたちにまつわるストーリーを収録!
海難事故にて親友の命を優先したことによって、その命を散らした青年の消えたはずの魂は、異なる世界で男爵令嬢ソフィー・リニエールとして生まれ変わった。 六歳の時に、前世の記憶を思い出したソフィーは決意する。 「今世は可愛い女の子に生まれて勝ち組ね! よし、男爵令嬢として完璧かつ素敵な淑女になるわ!」 決意しても、ついつい淑女が剥がれ落ちてしまう残念なご令嬢が織りなす、大部分コメディたまにシリアスがこんにちはする物語。主人公の性格上、残念なほどに恋愛要素薄めのTS転生。