著者 : 森沢晴行
キスクでの激動を経てファルサスに帰還し、子供用の言語教材を作成する仕事についた雫。エリクと協力して引き続き日本帰還の手立てを探り続けていたが、その鍵となるはずの外部者の呪具、秘された歴史を記した本の一冊が予想外な場所から見つかることに。一方、もう一冊の呪具を保持する邪悪な魔法士アヴィエラは、突如として大陸全土に向けて宣戦布告する。「私の名はアヴィエラ。七番目の魔女。時代の終わりと始まりでお前を待っている」決戦の地は、禁呪によって異界化した亡国ヘルギニス跡地。ファルサス国王ラルス率いる連合国軍が結成され、呪具の片割れを所持する雫も否応なく戦いに巻き込まれていく。神話の時代に遡る言語の由来、子供達が言葉を失う流行り病、この世界を観測する外部者の存在、そして現代日本からやってきた雫が言葉を解する意味。その全ての謎が一点に収束して明かされていく。長い長い旅の果てに、少女が知る真実とはー。言葉と人間を巡る異世界ロードファンタジー、堂々完結。
この大陸の在り方にまつわる秘匿された真実を、ファルサス王から知らされた雫とエリク。その情報の中から日本帰還への糸口を見いだした二人は、再び旅に出ようとしていた。だがその時、突如現れた使者に雫は選択を突きつけられる。招かれた先はかねてよりきな臭い噂が絶えなかった大国キスク。彼女に求められた役割は、残忍で知られる王妹オルティアの遊び相手だという。「それで?お前は何ができる?自らの口で述べてみよ」成り行きから雫は、流行り病とされる言語障害の対処法を確立するという大役を負うことに。失敗すれば待つのは無残なる死。旅の庇護者であったエリクのいない中、雫は一人手探りで解決策を探す。そして孤独の姫オルティアとの対峙を重ねるうちに彼女の心根を知り、二人の間柄にも変化が生まれていくのだが…。
幾度となく命の危機に遭いながらも、雫のひたむきな前向き思考と魔法士エリクの機転によって切り抜けてきた長い旅路。カンデラ城での禁呪事件を経た後も、行く先々で何故か騒動に巻き込まれながら、遂に二人は当初の目的地であった魔法大国ファルサスへと到着する。日本帰還への糸口を求めて、ファルサス王ラルスとの謁見が実現するが…。「-立ち去るがよい、外部者よ」雫の存在を“ありえない異質”と断じ、冷徹な意志を持って王剣を突きつけるラルス。処断を逃れるため、自分が人間であることを証明するために雫が取った行動とは。そしてファルサス城の中で知ることになる、エリクの過去とは。やがて解明されていく世界の謎。異なる世界の言語を教え合う中で少しずつ降り積もっていった違和感は、衝撃的な事実として雫たちの前に立ち現れる。
現代日本から突如異世界に迷い込んでしまった女子大生の水瀬雫。剣と魔法が常識の世界の辺境に降り立ってしまい途方に暮れる彼女だったが、魔法文字を研究する風変わりな魔法士の青年・エリクと偶然出会う。「-お願いします、私を助けてください」「いいよ。でも代わりに一つお願いがある。僕に、君の国の文字を教えてくれ」日本に帰還する術を探すため、魔法大国ファルサスを目指す旅に出る二人。その旅路は、不条理で不可思議な謎に満ちていて。-そうして、運命は回りだした。これは、言葉にまつわる物語。二人の旅立ちによって胎動をはじめたばかりの、世界の希望と変革の物語。
ローズウッド学園に異状アリ!?ある日ローズウッド学園を訪れた謎の少女の正体は、なんとイオナの上司の“マザー”だった!?イオナを連れ戻しにきたマザー&姉妹機シスターズだが、なぜか学園に馴染んでしまってトモダチに!?アーネストが国王とタイマンを張ることに!?負ければハーレム入り!?どうするアーネスト!?天才児・サラが学園に旋風を巻き起こす!地味イケメン・クレイになついたサラだけど…!?クーのママが男を求めて再び王都に襲来、マザーと怪獣大決戦に!!惑星レベルの超ド級バトル勃発で、ローズウッド学園生徒も駆り出されて…!?
ローズウッド学園は今日も常識外れに青春中!最近人間離れしすぎのアーネストがついに分裂!?ちっちゃいアーネストがみんなのペットになって大騒ぎ!!剣聖の娘・サラは恋愛にキョーミ津々!!オトナの女性目指してレンアイ修行スタート!?魔法の指輪でブレイドが5歳に!?盛り上がる女子たちの期待とは裏腹に、子供時代のブレイドはとんでもない野生児だった!!小さくてもすでに十分超生物なロリブレイドとガチバトル勃発!!勝利は誰の手に!?魔王ちゃんが魔界に里帰り!?魔王不在で群雄割拠の魔界にローズウッド学園の生徒たちも殴り込み!!ローズウッド学園四天王が、全てをぶっ飛ばす!絶好調超生物学園ファンタジー、第10巻!!
先の大戦で大活躍をした勇者。死の間際、彼が願ったことは『毎日腹いっぱい食事をしたい』だった。目が覚めた勇者の前に現れたのは、エプロンを着けた女神と謎の食べ物ーGYU-DON。柔らかくトロトロに煮込まれた牛肉に、噛めばサクッ、と軽やかな音を立ててちぎれるタマネギ。それらを包み込む不思議な食感の白米。-おどろくほど、うまい。異世界の料理に勇者は大満足するが、そこに魔王の娘やマンドラゴラ屋など、魔王軍が討たれたことで孤児になった子供たちが次々訪れてきて…え?同居人が増えるとメニュー増えるの?生卵に野菜サラダにみそ汁?定食じゃんそれ。子供たちと勇者と女神がおいしいものをお腹いっぱい食べる、幸せMAXのほっこり食事小説、開幕です。