著者 : 森洋子
情熱のマスカレード情熱のマスカレード
有名実業家の愛人の娘として生まれたバーナデッドは、 後ろ指をさされて育ちながらも長年の夢を叶え、医師となった。 その年の誕生日、彼女のもとに贈り主の名前のない花束が届いた。 誰から? 疑問を抱いたまま出掛け、一人の男と鉢合わせした。 ダントン──6年前、思わせぶりな言葉で惑わせておきながら、 私が懸命に語る理想を嘲り、翌日にはほかの女と去っていった男。 彼は変わらぬ不敵な笑みを浮かべ、仮面舞踏会へと誘ってきた。 “君が僕を見つける前に、君を見つけてみせる”と言って。 私が本当は彼を忘れられずにいたと、見透かされているの? 二度とあの人に振り回されたくないのに。彼女は不安に脅えた。 〈強引なあなた〉と銘打ちお贈りする企画第3弾は、ドラマチックかつ刺激的な作風で読者を魅了し、長年ファンに愛され続けているベテラン作家エマ・ダーシーが描く、情熱の再会劇をお楽しみください。
御曹子のプロポーズ御曹子のプロポーズ
仕事ひとすじの生き方に疲れ果て、マロリーはポルトガルのリスボンにやってきた。そこで出会ったのは、ラファエル・ダフォンソという男性。王家の血を引く名門貴族で、この国でも指折りの実業家だという。ラファエルの妻は出産後すぐに亡くなり、以来10年、彼は一人娘アポロニアのみに愛情を注いできた。ふとした偶然でその娘の命を救ったことがきっかけとなり、マロリーは彼から強引に結婚を申し込まれる。だが彼女に求められているのは妻の役目ではなく、娘の養育係としての務めだけだった。
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