著者 : 森野そら
エルフの国ウェストランドを守護する生命の樹エルクリスが枯れはじめた。長い戦いのあと訪れていたつかの間の平和はふたたび破られ、不穏な影が忍び寄る。封じられていた魔物どもが、首領ダグダ・モーアの指揮の下、“結界”を越えて世界へと侵入を開始したのだ。エルフの姫アンバリーと勇者の孫であるウィルは、エルクリス再生という重大な使命を帯びて、世界の命運をかけた危険な旅へと出発するー。
英国令嬢アレクサは婚約披露の舞踏会の最中、ペンウェル伯爵アダムによって誘拐される。復讐のため、父親を殺した憎き敵の娘を愛人にしてから送り返す計画なのだ。私掠船の船内に幽閉されたアレクサに、仮面の船長フォックスもまた強引に迫る。彼の魅力に屈した彼女は遂に身体を奪われるが…男たちの思惑とアメリカ独立戦争の帰趨に翻弄されながら、彼女はやがて自ら運命を切り開くべく大海へと乗り出すー女海賊ヴィクセンとして!コニーの初期を代表する一大海洋冒険ロマンス堂々登場。
放蕩者として名高い子爵のルーカスは、ベッドを共にした女性が自殺したことに責任を感じ、一年間の禁欲の誓いをたてて田舎での隠遁生活を決意する。コーンウォールの海辺に小さな家を借りて住み始めたルーカスだったが、付近では密輸団が暗躍しているとの噂が。ある日、彼は崖上に立つ黒髪の美女を見て、ひと目で魅了される。飛び込むつもりなのかと思わず声をかけたルーカスに対し、なぜか地主の娘だというブリスは警戒心をむき出にして…名手コニーが贈る官能たぎる興奮のリージェンシー!放蕩者シリーズ完結篇!
無実の罪を着せられ逃亡中のサムは、酒場で知り合った牧場責任者に誘われるまま、彼のもとで働くべく牧場に出向く。ところがそこで経営者として現れたのは、6年の間音信不通だった妻のレイシーだった。結婚直後さまざまな災難が降りかかり、二人は別れ別れになったまま現在に至っていたのだ。レイシーは経営難を克服するため、やむなく資産家の牧場主との結婚を受け入れたところだった。レイシーとやり直したいサムは何とか彼女の心を取り戻そうとするが…波瀾万丈の物語が幕を開ける!
“シャナラの剣”の冒険から50年後…。平和を取りもどしていた世界に、いま、ふたたび不穏な影が忍び寄る。エルフ王国を守護する「生命の樹」が、枯れはじめた。そのため“結界”が破られ、封じられていた魔物どもが、侵入を開始したのだ。魔物の首領ダグダ・モーアは、特殊能力に長けた手下を率い、エルフ王国を壊滅させるべく、邪悪な作戦を開始した。世界の命運をかけて、魔物との絶望的な大戦争がはじまる-。
枯れはじめた「生命の樹」を守れ。そのためには、謎めいた伝説を解明し、幻の地を探さなければならない-。その任務は、エルフの乙女アンバリーと、治療師を目指す青年ウィルに託された。過酷な運命にあらがいながら、ふたりはついに命がけの冒険に身を投じる。つぎつぎ襲いくる怪物たちと、行く手をはばむ魔物どものおそるべき策略。頼れるものは、みずからの知恵と勇気、そして未知の力を持つ妖精石だけだ。若きふたりの決死の探索行と、魔物との壮絶な戦いを描く、一大ベストセラー。冒険と戦い、謎と驚異、そして青春と恋…世界が熱狂した華麗なファンタジー巨編。