著者 : 榊与一
ダンジョン出現と同時に人類がレベルやスキルを手にした世界で、スキル【不老不死】を得た顔悠。ダメージを瞬時に回復させ決して死ぬことはないが、レベルアップとスキル取得が不可のため、死なないだけの《最弱の攻略者》と呼ばれていた。 そんな悠だが、とある出会いをきっかけに、失った家族を取り戻すべく踏破不能なダンジョンに挑む。そして1万年を経てダンジョンの主・魔竜アングラウスのもとにたどり着き、激闘の末に時を戻すアイテムを手に入れ、念願の2周目の人生をスタートさせる! なぜかそこには回帰前の記憶を持つアングラウスがいて…!?
所属パーティに裏切られ、ダンジョン最下層に置き去りにされた少年・セドリ。【アイテム無消費】の力と、迷宮で手に入れた強力なアイテムを駆使して無事生還した彼は、Sランクパーティーに返り咲いていた。そんなある日、ナビゲーターのピータンから迷宮のエネルギーが枯れているという情報を告げられる。放っておくと大陸全土のダンジョンが朽ちて、生活に欠かせない魔石も産出されなくなり、人類に大きな影響が出てしまう。セドリは嫌々ながらもパワーアップポーションを飲み、ダンジョンの管理者ーー魔王になることを決意する。
アイテム無消費のスキルを持つセドリは、所属するパーティーの経費節減を一手に担い、重宝されていた。ところが、パーティーがSランクに上がり、国から多額の援助が出るようになったことで状況が一変。役立たずとして迷宮の奥に置き去りにされてしまう。 戦闘能力が乏しく孤立無援のセドリだったが、彼は迷宮の深部で偶然魔物を召喚するアイテムを手に入れる。無消費スキルによって大量の魔物を召喚し、ボスを撃破。数々のレアアイテムを入手してダンジョンを脱出したセドリは、自分を裏切ったパーティメンバーへの復讐を開始する。