著者 : 武上純希
3人の友と生き別れになりながらも、アレクサンドロスは、ついに、未知の力を秘めるオリハルコンの剣を手に入れた。しかし、アスカの賢者たちによって、異世界に封じ込められてしまう。そこは心に浮かぶ事柄が現実と化す異空間だった。アスカの少女との再会も束の間、巨大なドラゴンが、野心に満ちた騎士の生んだ異形の怪物が、アレクサンドロスに襲いかかる。若き日のアレクサンドロス(アレキサンダー大王)の冒険と闘いの物語、ここに完結。
友と別れたアレクサンドロスの前に、謎の男イカロスが現れた。イカロスは、アレクサンドロスに対して、海底に眠るアトランテイスの秘宝オリハルコンの剣を探す助力を申し出た。一方、アレクサンドロスの仲間たちは、デルフォイの神殿に向かっていた。マケドニアの運命を担うアレクサンドロスの未来を占ってもらうためだった。若き日のアレクサンドロス(アレキサンダー大王)の活躍を描く、シリーズ第2弾!
アレクサンドロス(アレキサンダー)大王の若き日の伝説が、いま語り始められる。王子アレクサンドロスは、仲間たちと共に伝説の島アトランティスを探しに、学問所を抜け出し、エーゲ海に船出する。襲いかかる刺客たち、火山島の翼を持つ少女、謎の仮面男、そして迷宮の魔神-。アレクサンドロスは果たして力の源、オリハルコンの剣を手にすることができるのか。いつの時代も、少年は自分の可能性を信じ、冒険の旅に出る。
ふつう鬼というと、まず地獄の赤鬼あたりを連想するんじゃないかな?ところがどっこい!物語は、雨の夕刻、六本木交差点の路上から始まるー。男は横断歩道の中ほどで、足をもつれさせるようにして倒れこんだ。すぐ横を歩いていた外人の紳士が、ひと言ふた言声をかけながら、男に手をさしのべた。「グルルルル…」すると、倒れた男は意味不明の声をあげ、外人の手をはねのけた。その次の瞬間、異様な叫びを放ったのは、男の顔を覗きこんだ外人のほうだった。-人類の破滅をもくろんだ鬼が超能力を操り、ここに復活した!