著者 : 池上貞子
台湾文学コレクション2 風の前の塵台湾文学コレクション2 風の前の塵
険しい山々に抱かれた花蓮の町の近くで、あたしの級友の真子さんは原住民の青年ハロクに恋をしたのよー日本統治下の東台湾で生まれ育った亡き母が、一人娘の琴子に語った古い恋物語。そのどこまでが真実だったのか?戦前の台湾と戦後の日本を生きる人々の歩む道と思いが交錯する幻惑に満ちた文芸長篇。
台湾文学ブックカフェ2 中篇小説集 バナナの木殺し台湾文学ブックカフェ2 中篇小説集 バナナの木殺し
原色の、台湾文学。 「ほんとうの悲劇にはいつも滑稽な要素があるのよね」 大学生の主人公は、乗っていた車に自分からぶつかり飛ばされた謎の少女・品琴に興味をひかれ、調べていくうちに、バナナ畑のなかで暮らす彼女の家族とある宗教団体の関係を突き止める……。新世代作家の期待の星による、家族の秘密をめぐる怪奇的で幻想的な表題作のほか、中篇全三篇を収録する小説集。 邱常婷「バナナの木殺し」 王定国「戴美楽嬢の婚礼」 周芬伶「ろくでなしの駭雲」
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