著者 : 池戸裕子
「俺を抱きたきゃ、つかまえてみろよ。ただし、俺も本気で逃げてやる-」可知碧の挑発に、布施竜大はマジになった。あいつの方から“逃げて、追いかけて”のゲームの賽を振ってきたのだ。布施は自分の欲望に忠実になることにした。ゲームオーバーだけはゴメンだぜ-と。ちょっとコミカル、かなりスリリング。そして超大胆なマル秘ラブシーン!!池戸裕子、七瀬かいのゴールデンコンビが描くスーパー・ラブアクション。
綾部琢磨と由木智文は、大学以来の友人。友達以上、恋人未満の関係が5年も続いている。大学も一緒、会社も一緒、会社での部署も一緒と、綾部の涙ぐましい努力と一途な恋心は続く。一方、由木の心は綾部の気持ちに素直になれなかった。だが、突然、綾部の人事異動が本日付で発令された…。池戸裕子・七瀬かいのゴールデンコンビが描く、ダイナミック・ラヴストーリー。
放送部のプリンス・鷹取秋良がもらった一本のボイスレター。愛の言葉を囁くその下半身直撃ボイスに、すっかり骨抜きになった秋良だが、送り主がわからない。幼なじみで秋良のファン第一号を自称する凪には心当たりがあるらしいけど…。
出会って十年、身体を重ねるようになってから七年。生涯恋人を作らない主義の章人に、和哲は「愛させてくれればなにもいらない」とだけ繰り返す。二人の関係はそれまでうまくいっているはずだった-。表題作ほか、2本の書き下ろし作品を収録、真実の愛だからこそ心揺れる恋人たちのドラマティック・ロマンス。
15歳以前の記憶がなく、また、実の兄との爛れた関係に、広椰は生きることにさえ倦み疲れていた。そんな折、広椰の率いるDOOMに真っ向から対立するチームが現れる。そのリーダー・キリトに、冷たい蔑みの眼を向けられ、広椰は-。池戸裕子が新境地を拓いた衝撃の話題作、大幅加筆して、早くも登場。
高校二年の夏休み、工藤友貴は出会って一瞬の後、江口忍に心を奪われた。互いの想いに気づいた彼等は、大学生になって初体験に挑むが、失敗する。友貴は、体の関係は徐々に創り上げていこうと思い、あえて急がなかった。しかし忍は、年上の幼馴染み蓮見達彦の手管にかかり、彼と関係してしまう…。表題作に続編『いつでもPureで』と書き下ろし番外編、それに商業誌未発表作品を加えた、珠玉の愛の作品集。
ベビーフェイスの北斗、スポーツ万能の克己、学年トップの秀才・賢治、そして超美形の智の四人は、全寮制百蘭学園のメームメイト。才能あふれる三人に比べ、自分だけが“みそっかす”なことを、北斗はコンプレックスに感じていた。ところがそんな北斗に初めてのラブレターが来たことから事件は始まった。元気印の学園コメディ『ハート・パニック』をはじめとして、さまざまな恋に彩られた、池戸裕子からの三通の『手紙』。
身長158センチの尊のコンプレックスをビシバシ刺激してくれちゃう192センチの慶司。高校の入学式で初めて出会って以来、喧嘩ばかりのふたりだが、学校名物の大晦日の仮装パレードで、なんと「白雪姫と王子様」に扮することになってしまって。書き下ろし続編ほか一篇を同時収録。
俺、長瀬修司は、野村文央に惚れていた。一目惚れしたのは大学一年の春。口説きに口説き、涙ぐましい努力を続け、同じ会社にまで就職。六年目にしてやっと手に入れたアイツは、なんとニューヨーク支社に転勤だ。待ち続けた俺の元に、アイツが帰ってくる。…のはいいのだが、なんと、アイツと深い仲だという青い目のピアス男が一緒なのだ。俺は、アイツのためならなんだってやれる。泳げなくても海に飛び込み、ビルの窓からはダイビング。猪突猛進の俺に、でもアイツはいつでもどこか冷めていて…。クールなのは外見だけにしておいてくれよ。-なんてこと言ってるうちに、俺にまでセマるヤツが出てくる始末。ああ、なんて人生は波瀾万丈。池戸裕子が描く大人の味のダイナミック・ラヴストーリー、とくとご賞味あれ。
「求む。容姿端麗で家事・料理その他、高給に見合った仕事のできる方」。街のなんでも屋佐伯亮児が出したこのうさんくさい広告に、飛びついてきたのは一九歳の美少年・森谷淳。亮児はこの不思議な魅力をもつ少年を、事務所のスタッフとして迎えることにした。だがこの出会いが、ふたりを不思議な運命の渦にひきこんでいこうとは…。そして愛に渇いたふたつの心は、やがて魅かれあっていく。ストーリー・テラー池戸裕子が放つ愛の物語。
倉敷令二は、車のローン返済の為、報酬の良い家庭教師の職を得る。しかし、その仕事は、次々と前任者が替わったという、いわく付きのモノだった。それもそのはず、教え子の日下部夕紀は可愛い顔とは裏腹の、超ワガママ少年で、令二は手を焼くばかり。そんなある日、夕紀の学校の授業参観に出る事になった令二は、夕紀のもうひとつの顔を予想外に発見し、次第に愛しく思い始めるが-。