小説むすび | 著者 : 沖田臥竜

著者 : 沖田臥竜

木漏れ陽木漏れ陽

イケイケのヤクザが、親分の死を機に愛する家族のため足を洗った。 そして夢だったマンガ家を目指す。 だが男に残された時間は、あまりに少なかったーー。 映像化決定!!! 人は、人生最後の日に、誰を想い、何を残していくのか? 沖田臥竜渾身の感動作が生まれたことに、心から嫉妬し、感嘆した。 ーー藤井道人(映画監督) 関西を拠点とする暴力団・中山連合に在籍する小泉拓朗は、目上の者にも平気で歯向かう気性のヤクザだった。 そんな小泉が雪乃という女性と出会い、変わり始めていく。 やがて娘が生まれ、二人は夫婦になる。 そんな中、親分である川中が襲撃され死亡。 それを機にカタギになる決意をした小泉は、昔から夢見ていたマンガ家を目指し、バイトをしながら原稿用紙に向かい続ける。 息子が生まれ4人家族になったが、徐々にすれ違っていった雪乃との関係は、気づいた時には大きな溝になり、二人は離婚。 毎週末、子どもたちに会うことを生き甲斐に、マンガの連載を目指し日々奮闘する小泉。 そこには「きれいな金で子どもを育てたい」という想いがあった。 そんな中、小泉はステージ4の肺がんという診断を受け、余命宣告をされてしまう。 愛する子どもたちのため、叶えたい夢のため、小泉は残された人生をどう使い、何を残すのかーー。

ムショぼけ2〜陣内宗介まだボケてます〜ムショぼけ2〜陣内宗介まだボケてます〜

出版社

サイゾー

発売日

2022年3月30日 発売

14年間の獄中生活を経て出所した元ヤクザ・陣内宗介は、社会や文化、そして友人や家族の変化に惑わされる、まさに『ムショぼけ』状態だったーー。 しかし、宗介は持ち前の侠気と愛される人柄で奮闘。怒りと笑いと涙が飛び交う日々の中、家族も仲間も、そして宗介自身も、どんな時代でも変わらぬ「大事なもの」と向き合いつつ、成長していくのだった。 名優・北村有起哉さんの初主演ドラマとしても高い評価を得た『ムショぼけ』(2021年10月〜12月/ACBほかで放送)。 現在、NetflixやU-NEXTなどの配信での再生も好調で、SNS上にも多くのコメントが寄せられている。 本書は、そんなドラマ『ムショぼけ』の「その後」を、原作者・沖田臥竜が描き下ろした快作である。 ●ヒロイン・リサとの出会いの裏にあったエピソード ●息子・カイト、娘・ナツキとのあらたなる関係 ●ジョニー、ナリキン社長…個性的なキャラ続々登場 ! ●HIRO、平松、さとし…おなじみの仲間はどうしてる? ●名脇役・夜勤部長との別れ ●宗介はやっぱり、まだボケているのか? 『ムショぼけ』誕生までの裏側を綴ったエッセイの数々も収録 主人公と同じく、長期の社会不在をしいられていた筆者が、夢だった小説家デビューを果たし、自作のドラマ化を掴むまでのリアルな道程は、夢を忘れた現代人の胸に突き刺さるはず。そこには、ドラマとは異なる、もうひとつの『ムショぼけ』が繰り広げられていたのだ。

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