著者 : 河井直子
新設の失踪人特捜部に配属されたベテラン女性刑事ルイース・リック。問題刑事アイクと組まされ、アウンスー湖ほとりの森の中で転落死した女性の身元を調べはじめる。だが、その女性は30年前に知的障害者施設“エリーセロン療護園”で死亡した少女が成長した姿だった。やがて第二の事件が起こる。事件を追うルイースは、封印したはずの自分自身の過去と向き合わなければならなくなるが、北欧ミステリの女王、最高傑作。
16歳の少女・トリスは収容されていた監房から脱出し、仲間とともに街の外へ向かった。遺伝子繁栄推進局と称する謎の施設に迎え入れられた一行。トリスは施設内で亡き母の手記を渡され、「異端者」の母が過去に下した選択の秘密に迫り始める。そこには何代にもわたる国家的計画が関係していた。彼女たちがかつて所属していた5つの派閥はなぜ形成されたのか、そして、異端者とは一体何者なのか。真実が明かされる!
仲間とともに遺伝子繁栄推進局に迎え入れられた16歳の少女・トリス。そこは何世代にもわたって保持されてきた「派閥」制度の鍵を握る場所だった。様々な人物の思惑が交差する中で、少年少女たちは決断を迫られていく。トリスと恋人・トビアスの関係も徐々に変化していき…。世界の平和は、「異端者」の遺伝子を持ったトリスに託された。彼女がとった衝撃の行動とは。全米を興奮の渦に巻き込んだ大ヒットシリーズ、遂に完結!
シェンナは“サイネット”から離脱し“スノーダンサー”の群れに亡命したその瞬間から、ホークにどうしようもなく魅了されてきた。胸を焦がす一途な想いがようやく成就したそのとき、彼女は冷たい炎を操るXサイとしての自らの宿命と直面することに。しかも“純粋なるサイ”による大規模な軍事攻撃計画が発覚、群れは最大の危機にみまわれる。彼らを待ち受ける過酷な試練とは?ホークとシェンナに加えシェンナの伯父ウォーカーと群れの治療師ラーラの恋愛も展開。巻末には特別短編を収録!
滅亡後、五派閥に分かれた世界。他人とは違う能力を持つ“異端者”である16歳の少女・ベアトリスは、“博学”派閥が作りだした、人々の行動を操るシミュレーション攻撃のデータを手にし、裏切り者として追われていた。ベアトリスと恋人のトビアス、兄ケイレブは、“無派閥”の隠れ家に辿り着き、トビアスの母・イブリンと出会う。トビアスの父・マーカスは政府内でもっとも影響力のある人物で、その支配をトビアスは怖れていたー。
“博学”は、“勇敢”を管理下に置き、人心を操作し続けた。その陰謀のために両親、そして友人を次々と亡くしたベアトリスは、意を決し“博学”本部に出頭し、リーダーのジェニーンと対決する。「最強の異端者」としてジェニーンに処刑を宣告されたベアトリスは、捕らえられ、叛乱を起こそうとする“無派閥”の隠れ家を自白させられそうになるがー。異能の少女は命を懸け、世界を征服しようとする邪悪な計略に立ち向かう!
世界は「性格」によって、“無欲”“高潔”“博学”“平和”“勇敢”の五派閥に分けられた。16歳、選択儀式にのぞみ、所属する派閥を決めねばならない。しかし運命を決する適性テストで下された診断は、いくつもの派に適性のある異端者(ダイバージェント)。そのことは誰にも明かしてはならないー。ベアトリスは“無欲”に属する親に背き、“勇敢”として生きることを決意する。危険過ぎるサバイバル・ゲームの幕が切って落とされた!
16歳、“勇敢”派閥に正式に所属できるのは、勝ち抜いた上位10人のみ。脱落した人間は「無派閥」として過酷な人生を生きることになる。試練に直面したベアトリスは、イクストラクターのフォーに惹かれ始める。そんな中、“博学”のリーダー・ジェニーンに呼び出されたベアトリスは、シミュレーション・セラムに秘められた怖ろしい秘密に気づくー。異端者に課せられた運命は世界を救うことなのか?壮絶なバトルが始まる!
ジェイスは、妹ミアと親友ゲイブの婚約パーティーで見かけたケータリングの臨時雇いの女性、ベサニーに心を奪われる。ジェイスには特異な性癖があった。ベッドをともにする女をつねに親友アッシュと共有するのだ。だが、今回ばかりは、アッシュがベサニーに手を触れるのさえ嫌だった。彼女はおれだけのものだ…。愛を交わした翌朝、ベサニーは姿を消す。彼女にも悲しい秘密があった…。全米大ヒット・シリーズ第二弾。
ジェイスはベサニーを妹ミアの開いたクリスマスパーティーに連れて行く。家族の温もりを知らないベサニーを、自分の家族に迎え入れたかったのだ。だが、直情的なジェイスの言動が、「自分はジェイスに信頼されていない、彼にふさわしい女ではない」というベサニーの思いをなかなか溶かさない。ようやく互いの真情が通い合ったとき、ベサニーの“兄”ジャックが危険な厄介ごとを運んできた…。怒濤のラブ・ストーリー。