著者 : 河村隆
ブラックチケッツブラックチケッツ
ヴェトナムで被弾した背中をガールフレンドとの交渉中にも決して見せない帰還兵、オルガスムが得られぬまま自分のからだを男たちに与え続ける「私」。60年代の昂揚の去った後、喪失の世代の哀しみの群声が、抑制された文章でつづられる。
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ヴェトナムで被弾した背中をガールフレンドとの交渉中にも決して見せない帰還兵、オルガスムが得られぬまま自分のからだを男たちに与え続ける「私」。60年代の昂揚の去った後、喪失の世代の哀しみの群声が、抑制された文章でつづられる。