著者 : 海老根宏
ロモラロモラ
ルネッサンス華やかなりし花の都フィレンツェ、気高く聡明なロモラは、謎多き一人の美青年と出会うーメディチ家の追放、フランス王のイタリア侵攻、そしてサヴォナローラの神権政治という激動の時代を舞台にしたジョージ・エリオット唯一の歴史小説。
ジョージ・エリオット全集(1)ジョージ・エリオット全集(1)
3人の牧師の人生に秘められた、それぞれの愛のかたちとその深さ。胸を打つ悲しみも、いつかきっと癒やされる…ジョージ・エリオットの記念すべき小説家デビュー作。
ジョージ・エリオット全集(9)ジョージ・エリオット全集(9)
恋か、血の絆か。スペイン・アンダルシア地方。美しきフェダルマが知った自らの出生の秘密。従うべきは身を焦がす想いか、それとも…。若者の悲恋を描いた異色の劇詩。個人的次元における自己充足と共同体から課せられる任務や責任の実行との間の相克ないしは葛藤という主題に、詩の形式で挑戦した『スペインのジプシー』(1868)。超能力という斬新な題材を用いた「とばりの彼方」(1859)と、エリオットの喜劇性が凝縮された「ジェイコブ兄貴」(1864)という二つの短編小説に示される、“長編作家エリオット”の底力。
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