著者 : 深谷忠記
700年を経て、笛の音が響くとき次々と子供たちの姿が消えた…。「ハーメルンの笛吹き男」から、謎の予告状が。符合して1人の少年の死の周辺で起こる不可解な死亡・失踪事件。-笛吹き男伝説と現代を重ねた気鋭の新・社会派推理。
出雲の日御碕で女が殺された。しかし、そのとき、容疑者には、寝台特急「出雲」に乗っていたという絶対のアリバイが!巧妙に殺されていく4人の男女、犯行の動機まで解明されたが、逮捕には遠かった…。東京・出雲を結ぶ壮大なアリバイトリックに、恋人探偵の壮と美緒のコンビが挑戦する著者自信の傑作。
推理作家荒木康之の妻智子が信州安曇野の別荘で絞殺された。死体の第一発見者となった編集者・笹谷美緒ははからずも事件に巻きこまれる。同じころ奥多摩山中でも若い女性の絞殺死体が発見された。全く別個の殺人と思われたこの二つの事件…。だが、被害者同士の行動が微妙に絡みあった時、浮かんだ容疑者には、鉄壁のアリバイが…。御存知名探偵コンビ美緒とその恋人が大トリックに挑む長篇推理。
南房総の海岸で3人組の男に襲われた冴子と母。だが、心の傷が癒えた頃に母は突然自殺をする。一方、男たちが残した1枚のフィルムについて父は口を開こうとはしない。孤独に犯人を探す冴子だったが、男たちは殺されてしまい、ネガフィルムが示す16年前のある出来事を軸として公判が開かれた。両親の秘密が明らかになり、二転三転する審理の末に弁護側証人として出廷した意外な人物は?著者会心の本格推理。
奥多摩・青梅の神社で、高校生の死体が発見された。被害者は医学部進学を目指す秀才。しかも、系列大学医学部への推薦枠をめぐる不正を探っていた。続いて、ライバルの女生徒を教えていた東大生家庭教師も殺される。背後には巨大な黒幕が…。そして舞台は成田へ。斬新なアイデアと、卓抜なトリックを駆使した気鋭の本格推理。
「ヤヒコニ イッテ ウラ…」女は死の間際に謎の言葉を遺した。出雲崎で起きた殺人事件の被害者を、美緒は取材旅行中に三度目撃していた。弥彦山頂から日本海を見つめる孤独な姿が、妙に印象に残っていたし、事件前夜、彼らは同じホテルに宿泊していた。被害者は水原千秋という銀行員。業務上横領の疑いがかかり失踪中であった。そして事件の数日後、弥彦神社裏の杉林から、被害者のイニシャルが刻まれた指輪が発見された。女の最後の言葉とどう関わっているのか?混迷する捜査に、美緒と荘の推理が冴える。
そのとき、犯人は青函連絡船の上りに、被害者は下りに乗って、津軽海峡上をすれちがった!連続殺人事件にまきこまれた笹谷美緒と、恋人で美緒の父の助手・黒江壮が不可能犯に挑戦、スケールの大きい、用意周到な犯人のトリックを破るスリルと興奮の本格長編書下ろし。犯人は誰か?殺人の仕掛けの秘密は?