著者 : 清水博之
古本屋は奇談蒐集家古本屋は奇談蒐集家
古本屋で働いていると、絶版本を探してほしいというお客がたびたび現れる。何か月、あるいは何十年もかけて一冊の本を探す人もいる。そこで考えたのが「物語の蒐集」だ。長いあいだ本を探すのだから、そこには何らかの事情があるはず。これからお聞かせする話は、楽しいものもあれば、悲しいものもあるだろう。怖い話、シュールな話もある。ただひとつだけ言っておきたい。私たちの周りには、奇妙なことが想像以上に頻繁に起きていると。29冊の本と、それにまつわる本当にあった29の人生の物語。
天気が良ければ訪ねて行きます天気が良ければ訪ねて行きます
韓国で35万部突破! パク・ミニョン×ソ・ガンジュン豪華共演 ドラマ「天気がよければ会いにゆきます」原作 田舎の小さな書店を舞台に繰り広げられる 心温まるヒーリングロマンス ★イ・ドウのロングセラー処女作 『私書箱110号の郵便物』 2023年10月発売(予定) ソウルでの生活に疲れ切ったヘウォンは、ひと冬を故郷で過ごそうと、山と湖に囲まれた片田舎のバス停に降り立った。隣の空き家は、いつの間にか小さな本屋になっていた。「グットナイト書店」。店主のウンソプにとってヘウォンは、初恋の人だった。彼女が戻ってきたことで、静かな冬の生活が変わっていく……。 外は冷たい銀世界が広がり、グッドナイト書店の中は温かく穏やかな時間が流れる。 ふたりの間には、雪の結晶のように、ひとつふたつと少しの重たさも感じさせずに、愛情が舞い落ちていく。ゆっくりと溶けていく痛みと孤独。やがて明らかになる過去の秘密とはーー。 傷つくことを恐れる人、傷つくことに疲れた人。 それぞれが再び人生を歩み始めるまでの、心温まる愛の物語。
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