著者 : 渡辺浩弐
吐田君と愛娘グミコの「いのち」をめぐる物語。生まれたときからずっと一緒、ふたりきりの家族。なのに、父と娘はどうしてすれ違うんだろう?ある日突然、“運命の女”と出会い、シングルファーザーになったひきこもり吐田君。最愛の娘とふたりで歩む、切ない家族の成長ストーリー。
退屈した日々をおくる高校生・裕は、はじめて訪れた中野ブロードウェイで不思議な雰囲気をもった美少女アイドル・マイと出会った。だが突如、大きな衝撃がビルを襲う。地震か事故かテロの類か。シャッターで外光も外音も遮断され、電話もネットもつながらない。さらにはビル自体が生き物のような何かに変容し、次々と人間に襲いかかってきて…!?このビルは人を“食って”生きているー史上最悪の脱出ゲームが始まる。
“運命の女”はひきこもりの部屋にも現れる-!?ある日、突然、パパになってしまったひきこもり男、吐田君をめぐる生と死の物語。渡辺浩弐のライフワーク的傑作長編、ついにスタート。
他人の欲望を糧に暮らすネットアイドル…復讐のために死体を切り刻む女子中学生…過去を百円硬貨で清算するビジネスマン…そして静かに稼働を始める処刑システム…。謎の暗殺者・小田切明が仕掛ける終わりのない残虐遊戯。
渋谷にバラバラ死体が降ってきた!!死体はすべて行方不明の女子高生。事件当日、「呪われた」という言葉を残し失踪した親友カヤノを探すため、リカは単身、「幽霊ビル」へ!頼れるのは「プラトニックチェーン」にアクセスできるという、奇妙な少女ナルミだけ。ケータイを駆使して女子高生が事件の謎に迫る。
ガンの再発で死んだはずの僕の祖父が、じつは生きていた。…『ハウ・トゥ・不老不死』日常の完璧なサポート・ツール“アドバイザー”を奪われたとき、僕は…『デジタルな神様』わずか数年後の未来=“1999年”の日常をシミュレートする仮想科学小説集。『1999年のゲーム・キッズ』完結巻。