著者 : 渡邊正秀
コロナ禍に苦悩しながら、不器用に生き抜く主人公の物語。タイトル通り、激動するコロナ禍の中で、仕事にプライベートと波乱万丈を描く。「こんなことってあるの?」という場面が多々あり、途中主人公に対して、不信感や苛立ちを持つ場面もあるかもしれません……? 360頁を越えるボリューム感。必見! 充実の一冊です。 サラリーマン特有の、妬みやっかみに悩み、経営陣からの恐怖にも翻弄され……。途中、仕事ぶりが認められ、魔がさすこともあったが……(上り坂)。絶望的な別れなどで、うつ的症状を発症、心を悩ませ、どん底へと落ちていく(下り坂)。奇跡的な出会い、奇跡の再会、希望、溢れる愛……(まさか)。 人生は、紆余曲折さまざま……。中身の濃い、コロナ禍の生活はいろいろあり過ぎた……。 なんでこの期間に、さまざまなことが……。溢れ出る愛情は、彼を救ったのか?
昨今、なかなか夢の持ちにくい世の中であるが、若者たちは夢に酔いしれた。 「本当だった夢の楽園」「夢は現実のものになった」 それぞれ話の中で出てくる言葉は「夢」であった。夢があるというのは、ここまで人々を穏やかにさせ、さらに笑顔を生んでいくのか。 まさに「夢」の持つ魔力は計りしれないものがある。 その夢の楽園で、予想外の展開が待っていた。覚えているかい今も……。過ごしたあの日々を……。 テンポ感を意識したスリリングな展開に乞うご期待を!!!
愚直な男の恋愛ストリー及び複雑な人間関係を描いた作品。 概要(あらすじ) 恋愛にも、社会生活にも不器用そうな主人公の行く末が気になるなる作品。主人公の武田はシェアハウスに入居し、パートナーを見つけられるのか。物語はその点にとどまることなく、中盤以降思わぬ展開を見せる。他力本願のまま流されて行くように吸い込まれていく。しかし心のどこかで素敵な出会いを…というのか寂しさも見え隠れする。 北海道から東京に転勤してきたバツイチサラリーマンの武田。ある日ひとり寛いでいた武田に突然近寄ってきた白髪ロングヘアーの男・北守は、自分が運営する独身者対象のシェアハウスに入居しないかと、武田を執拗に勧誘する。彼が半ば強引に入居することになったのは、亀戸にある男五名、女六名が住むシェアハウスだった。メンバーのうち、山田幸子に惹かれた武田。「一週間単位の交代で付き合う」という試みが始まるも、最初の相手奥野里美とは、ほとんど話しも噛み合わない。果たして武田は山田幸子と結ばれるのか?当初の焦点は、その一点に絞られていく。武田はどんどん山田幸子にのめり込んでいく。こうなると見えるはずの景色も見えないくらいに麻痺していった。後半には、思わぬ展開が待っている。短い期間の中、シェアハウスで男女問わず様々な個性的人間たちと接し、短くて長かったかのような濃かった時であった。「北守との出会いは偶然ではなく、必然であった。」といえるくらいに武田と北守との関係にも注目である。 最後に武田は幸せにありつけたのか?それとも不幸のどん底に落ちたのか?