著者 : 澪亜
己の手で復讐劇の幕を開け、お飾りの『人形姫』から女王となったルクセリア。前世の記憶と強大な魔力、五本の宝剣を手に、腐敗した政を次々と変革していく。だが仇である五大侯爵家を調査する中、市中で魔力持ちの子どもが行方不明となる事件が多発していると知ったルクセリアは、さらなるこの国の“歪み”を見てしまい…?悪徳の女王は、その手ですべてを壊しー甘美なる復讐劇は最高潮を迎える!
前世の記憶を持つ王女・ルクセリアは、強すぎる魔力故に塔に幽閉される。だが、侯爵家の裏切りによって両親を殺され、王位継承者として表舞台へ戻ることに。お飾りの『人形姫』と呼ばれる陰で、ルクセリアは動き出すー有能な人材を確保し、前世の知識を元に政の仕組みを整え、腐ったこの国のあり方を変えるために。これは何もかもを失った落ちこぼれの『人形姫』が、悪徳の女王と呼ばれるまでの物語。
社交界でメルリスが注目を集める頃、リンメル公国との国交が不安定になり、タスメリア王国は再び戦争の危機に直面する。そんな中、彼女の実家・アンダーソン侯爵家に重大な嫌疑がかかった。この微妙な時期に、アンダーソン将軍という英雄が失墜すれば開戦は必至、それを防ぐ方法は唯ひとつ。メルリスが極秘裏に兵を率い戦場に赴き、勝利することで!?『大切なものを守り抜く』-その覚悟を胸に駆け抜けた二世代の令嬢・メルリスとアイリスの物語、ここに堂々完結!
「『公爵令嬢』ならば、政略結婚は当然の義務ではないか」剣を捨て、宰相家・アルメリア公爵の嫡男と見合いをせよと、父・ガゼルから命じられたメルリス。彼女は思う。今の自分は剣のみで出来ることの限界を知っている。ならば大切な人たちを守るために、己の全てを懸け出来ることは何なのか。ある決意を秘め、見合いに臨んだメルリスを待っていたのは予想外の人物で…!?天賦の剣才を持つ少女が、社交界という政治的な戦場で試練に挑むー“公爵夫人編”第二弾!
理不尽に母の命を奪われた公爵令嬢・メルリス。『大切な人を守る』。そう誓い、剣を手にし、彼女は父である将軍・ガゼルの元、天賦の才を開花させて行く。そして、令嬢らしいことはせず、王都で自らの影武者として過ごすうち、様々な現実に直面することになる。女性では騎士になれないこと、誰かを守るには剣のみでは限界があることー。これは、転生悪役令嬢アイリスの母・メルリスが、“社交界の華”となるまでの秘められた物語。アイリスたちの“その後”も収録!
私の存在意義なんて、どうでもいい。…けれど、私自身が歩いてきた結果が今、ここにある。隣国トワイルとの開戦に、アカシア国の陰謀を感じたアイリスは、今まで自分を支え信頼し、共に歩んでくれた全ての人々の力を借りて奔走する。そんななか、最前線で第一王子アルフレッドー即ちディーン戦死の知らせが届き…!?バッドエンドから始まったワーキングお嬢様の物語、様々なものを喪い、そして得て、彼女が見つけた“幸せ”とは!?
「一目見て心奪われ、貴女に求婚しにいらっしゃいます」ディーンへの叶わぬ恋を自覚しつつ、領地経営を謳歌する私こと令嬢アイリス。そして季節は社交シーズンに突入。国王が倒れ、第一王子派と第二王子派に割れ国内が荒れているのに、貴族はパーティーをするのね…と、うんざりな私の下に、隣国アカシアの使者が訪れる。その用件は、第一王子カァディルからの求婚で…これは政略結婚の申し込み!?ワーキングお嬢様、“仕事”も“恋”も選択を迫られる!?
転生先で前世の記憶を生かしつつ、社交界追放や教会破門事件を乗り越えた私こと、令嬢アイリス。そんな私の次の課題は、戦争!?「戦いになれば、殺される覚悟を持って、相手を殺せと姫様は命じることができるのか?」-護衛のディダに問われて、答えられなかった。直接、民たちの命を背負う。私に…そんな覚悟があるのかしら。ワーキングお嬢様、自分の人生設計に想いを馳せる!?