著者 : 瀬王みかる
家出御曹司と"スマホ大好き"なあやかしがおくる、お悩み解決物語! 「一杯につき、なんでも一つ占います」--そんな一風変わったドリンク専門のキッチンカーを経営する五百城圭寿は、少々ワケあり。 普通の人には見えないモノが視えるため、相手の守護霊と会話することで、たいていの依頼に応えることができるのだ。 圭寿と常に一緒にいる美青年・白蓮は、ろくに手伝いもしないでスマホをいじってばかり。 だが彼の正体は、五百城家を代々守護してきた「あやかし」でーー? 第一章 訳あって、もれなくあやかしがついてきます 第二章 あやかしと一緒に、幽霊アパートに引っ越しました 第三章 あやかしはマカロンがお気に入りのようです
鵜崎真尋、25歳。実は早世した有名女優の娘なのだが、わざと地味メイクを施し、母親そっくりの顔を変えて生きてきた。 母とは違って引っ込み思案でおとなしい性格のため、なるべく目立たないようにしたかったのだ。 都内に父のいる自宅があるものの、一人暮らしをしたくて横浜の大学に進学し、そのまま就職した。 だがその会社をある事情で辞めてしまい、横浜で職探しをしていた真尋に、声をかけてきたのは人材派遣会社の社長を名乗る人物。 破格の報酬のその仕事とは、挙式直前に逃げた花嫁の身代わりとして、式に出てほしいというもので……!?
鎌倉の丘の上にある、三兄弟が営むカフェ。そこで座敷わらしを見ると幸せになれるという噂を聞きつけて、多くの人が訪れる。そんな中、死に神を名乗る男が現れ、三男の綾人を迎えに来たと言うが……!?
鎌倉に近い丘の上の住宅地に、年の離れた三兄弟が営む古民家カフェが建っていた。そのカフェで座敷わらしを見ると幸せになれるという噂につられて、帆南は店を訪れるが……。ほっこりあやかし物語。
卯ノ花家に、月一族の血を引く少女・彩芽がやってきた。お母さんを亡くした上、月一族の秘密を知らされ混乱する彩芽を元気づけるため、若葉たちが作った料理とは…? せつなくてあったかい家族の物語。
卯ノ花家に住まわせてもらうことになった若葉を、同じ施設で育った愛美が訪ねてきた。だが愛美は産んだばかりの赤ん坊を置いていなくなって…!? せつなくて、あたたかい、いろんな家族の物語。
失業、住んでいたアパートが火事で全焼……。身寄りのない若葉を仮住まいさせてくれたのは、近所のちょっと変わった一家。そこにいる少女の姿が見えているのは、若葉だけで!? 不思議な家族の物語。