著者 : 熊谷鉱司
灼熱戦線(上)灼熱戦線(上)
1917年初頭、第一次大戦の本舞台となっていたドイツ軍と連合軍が対峙する北フランスの小村。伯爵令嬢サンテンは、村に駐屯している英国空軍のマイケル・コートニ大尉と恋に落ちるが、二人の結婚式当日、マイケは凄絶な空中戦の末に非業の死を遂げた。サンテンは、マイケルの故郷アフリカを目指して船に乗るが、ドイツ軍Uボートに撃沈され、サメのいる荒海に投げ出される。果たしてサンテンの運命は-。
灼熱戦線(下)灼熱戦線(下)
亡き婚約者マイケルの故郷アフリカを目指していた船が撃沈され、ナミビア海岸に漂着したサンテンは、生死の境をさまよっているところをブッシュマンの老夫婦に救われ、ともにカラハリ砂漠の秘境に向かう。サンテンは文明社会が忘れられず、秘境を脱出するが、猛獣に襲われ重傷を負う。一方、マイケルの父からサンテン救出を依頼されたゲリラ隊長ロータは、人間のものと思われる足跡を発見し-。
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