著者 : 牧村一人
つぶら、快刀乱麻つぶら、快刀乱麻
十八歳の若さで鷹月流剣術第三十二代当主となった鷹月つぶらは、かつての兄弟子、桜庭廉を探すため、山形から上京する。東京・原宿で偶然知り合った有村依子と、代々木に住む叔父の鷹月賢秀を訪ね、廉の居場所を訊くが、「お前は、廉と関わるな」と言われてしまう。「あの者とお前は、とうに道を違えてしまった」と。その後、依子が、やくざの事務所に拉致されてしまう。それを知ったつぶらは、依子の救出に駆けつけ、“光る刀”を武器に、やくざ者を次々に倒していく。本人も知らぬ間に、彼女は極道の抗争に巻き込まれていたのだったー。
六本木デッドヒート六本木デッドヒート
殺人を犯して服役、八年の刑期を終え出所した笙子。静かに暮らすつもりが、かつての恋人が起こした十億円強奪事件に巻き込まれて複数の組織に狙われるはめに。かかる火の粉を笙子は振り払えるのか?ハードボイルドの新しいヒロイン像が絶賛された第16回松本清張賞受賞作。
PREV1NEXT