著者 : 獅子猿
1560年ー各地で剣術を学んだ秀一は、桶狭間の戦いの幕開けを前に織田信長のもとへと戻った。戦国の傾奇者・前田慶次郎も仲間にし、劣勢の信長軍に知恵を託した秀一。天下統一への足がかりとするため今川義元の首を狙うが、この行動によって、歴史が少しずつ変わってしまい…?己の武器は前世からの歴史の知識のみ!桶狭間の戦い、川中島の戦い。名だたる戦で勝利を掴み、戦国時代を成り上がれる…か!?
なにかと不運な高校生・天海秀一は、大学入学を目前に事故死した…はずが、気づけば戦国時代!?しかも農民!?未来の知識をもつ秀一と、策士の親友・萬吉が、領内最強コンビと評価され始めた頃、秀一は萬吉ー後の黒田官兵衛から勝負を挑まれる。目指すは“天の頂き”。秀一は歴史の知識を総動員して成り上がろうと野望を抱いて旅立つが…?塚原卜伝に弟子入りし、足利義輝の家臣になり、さらには…!?猛者たちの間を潜り抜け、天下統一を目指す!
破魔の霊剣・速秋津比売の剣を奪還した、陰陽師の土御門光子と、疾風ら7人の伊賀忍びたち。だがその剣は妖術師・果心居士の施した蠱物におかされており、それを運ぶ光子の力をどんどん奪っていく。果心居士に操られた“虫憑き”の妖忍や、松永久秀の軍勢、魔性の天狗らの襲撃を撃退しながら、光子は果心居士を討つため信貴山城へと向かう。だが霊剣に最後まで纏わりついた、とてつもなく邪悪な蠱物が、ついにその正体を現したー。
時は戦国。大陰陽師・安倍晴明の末裔たる土御門家を“魔天の四天狗”を名のる魔物が襲撃、魔を滅ぼす霊剣・速秋津比売の剣を奪い去る。それは裏蘆屋の流れをくむ妖術師・果心居士の指図だった。果心居士は奸雄・松永久秀を操り、恐るべき陰謀を企てていた。霊剣を取り戻すため、土御門家随一の使い手・光子姫は、凄腕の伊賀忍び・疾風らに守られながら、久秀のいる多聞山城をめざすがー。新説・陰陽師物語、待望の第2巻。