著者 : 田村明子
ガリバー旅行記 三百年目の真実ガリバー旅行記 三百年目の真実
初版より300年。ユーモア溢れる冒険譚に込められた、ジョナサン・スウィフトの鋭く辛辣な風刺の数々。その背景を今、ひとつずつ紐解いてゆく。やがてたどりつく真実とは?
ぼくの欲しかったものぼくの欲しかったもの
のっぽでニキビだらけの高校生アンディは、近視で運動音痴の醜い男の子。ひと目惚れした同級生プレストンも、少しは興味を示してくれたハンサムな転校生ライアンも、アンディのニキビ・コンプレックスを増長させるばかり。でも、醜い自分が美しいもの(とくに美少年!)に惹かれてしまう性癖はどうしようもなく、たまに女の子とうまく行きかけても彼の心は今一つはずまない…。70年代の地方都市を舞台に、ゲイのみならず誰もが持つ思春期のコンプレックス、疎外感をユーモア溢れるポップな文体で描く。
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