著者 : 白米良
最後の大迷宮“氷雪洞窟”の試練は続く。ユエもまた、虚像との戦闘を繰り広げていた。切り捨てた記憶から抉り出されたのは、自身も知らない秘密と『矛盾』。かつての悲劇を想起させられるシア。内にくすぶる復讐心を暴かれるティオ。焦燥と嫉妬に苛まれる香織…。それでも、彼女たちは試練に向き合う。己を乗り越え、最愛の人と歩む未来を掴み取るためにー!「…たとえ過去をやり直せるとしても、私は何度でも同じ道を選ぶ」極限の意志を解き放て。“最強”異世界ファンタジー、第10巻!
海上都市アンディカの事件から数ヶ月。新たな仲間・メイルと共に解放者支部を訪れたミレディ達は、ライセン大峡谷の隠れ家が崩壊したという衝撃の報告を受ける。隠れ家へ急行したミレディ達が、そこで出会ったのはー「俺の名はヴァンドゥル・シュネーだ。チュ」マフラーを巻いた一匹のネズミだった。新たな神代魔法の使い手は言う。仲間になってほしければ“イグドール魔王国”へ向かえと。応じたミレディ達が相対したのは魔王国最強ーつまり、魔王で…!?これは“ハジメ”に至る零の系譜。『ありふれた職業で世界最強』外伝、第3巻!
ついに故郷へ帰還する手がかりを得たハジメたち。目指すは“氷雪洞窟”-氷と雪に閉ざされた、極寒にして極限を成す最後の大迷宮。新たな力を携え挑むハジメたちだったが、氷面鏡の迷路に加え、奇怪な囁き声に悩まされる。その仕掛けは一行の精神を着実に蝕んでいきー。そんな極限状態の中で分断され、一人ぼっちとなった雫の前に現れたのは、偽りの自分。自身を超える試錬に臨む雫だったが、目を逸らしてきた真実を虚像に突きつけられ、心が決壊してしまい…!?「南雲君、少し、疲れたわ。ちゃんと…守って…ね?」内に秘めた自身に克己せよ。“最強”異世界ファンタジー、第9巻!
“メルジーネ海底遺跡”を攻略し、七大迷宮のひとつ“ハルツィナ樹海”を目指すハジメたちは、街道でハイリヒ王国王女リリアーナと再会し、驚愕の報せを受ける。-変心したハジメを信じ、教え、導いた愛子の誘拐。「取り敢えず、先生を助けに行かねぇとな」ハジメは選ぶ。切り捨てず、見捨てず、救う事を選ぶ。向かうは聖教教会の総本山“神山”。異端者認定を受けた“奈落の化け物”と、“神の使徒”が激突するー!互いの信念を凌駕するのは果たして。“最強”異世界ファンタジー、第6巻!
香織をパーティーに迎え、ミュウの故郷である“海上の町エリセン”を目的地に、グリューエン大砂漠をブリーゼでひた走るハジメたち。道中、砂漠でサンドワームに襲われていたアンカジ公国のビィズを救出する。聞くところによると、ビィズは原因不明の水質汚染で倒れた国民を救う手立てを探し、近隣諸国に救援を求めるために国を離れていたのだという。原因不明の病気を直す鍵は“静因石”という鉱石。その鉱石は七大迷宮のひとつである“グリューエン大火山”で採取できると言われていた。攻略ついでに採取に向かったハジメだが、そこで思わぬ強敵の襲撃を受けてしまい…!?“最強”異世界ファンタジー、第5巻!