著者 : 百瀬しのぶ
フジテレビ系ドラマ『リスクの神様』ノベライズ・下巻。主人公・西行寺智は、かつてアメリカのGE社や政府関連の危機管理に携わり、数々のトラブルを解決。“The God of Risk(リスクの神様)”と呼ばれている伝説の男。その手腕を見込まれ、日本最大の商社・サンライズ物産に危機対策室長として雇われる。企業に相次ぐ偽装、隠ぺい、紛飾決算、個人情報流出など、あらゆる危機に対応する危機専門官たちの活躍を描く硬派な社会派ストーリー。今を生き抜くビジネスマン必携の書。物語を通して西行寺の衝撃の過去が明らかになる。下巻は、六話〜十話を収録。
フジテレビ系ドラマ『リスクの神様』をノベライズ。連日のようにニュースを賑わせている、偽造、隠蔽、不正利益供与、粉飾決算、個人情報流出などの企業による相次ぐ不祥事やトラブル。瞬く間に情報が拡散し、その消去が難しい現代において、たった一度の過ちが、企業や個人への信頼を失墜させてしまうことも少なくない。トラブルに巻き込まれた企業や個人を救う危機管理専門家たちの活躍を描く、硬派な本格社会派ストーリー。サンライズ物産を舞台に、次々と巻き起こる事件やトラブルを、西行寺の見事な危機管理の手腕で解決する。上巻は一話〜五話までを収録。
刑事だった猪瀬直也が定年退職の日を迎えた。現場一筋の叩き上げ、家庭などまったく顧みなかったが、定年を機に妻との平穏な時間を大切にしようと考えていた。しかし実際に彼を待っていたのは思い描いた日常ではなく…。BS朝日開局10周年記念ドラマの小説化。
ひょんなことから石垣島へ移り住んだ若い夫婦・暁江と歩美。食べること・料理することが何よりも大好きなふたりは、石垣島の豊かな食材で“食べるラー油”を作ることを思いつく。しかし、中国人である暁江が日本に帰化したいと言い出したことで、事態は思わぬ展開に…。
「安堂麻陽を護る。それは、俺の意思だ!」支援機を失い、クライアントを失い、孤立無援になっても、自らの意思で戦い続ける決心をしたロイド。しかし、ついに致命的なダメージを受け、麻陽の目の前で動かなくなってしまう。一方、レイジの妹・七瀬は、謎の美少女に追い詰められ、精神に変調を来していく。麻陽、ロイド、レイジ、それぞれの愛が向かう未来とはー。時空を超えたラブストーリー、感動の結末!
偏屈、毒舌、皮肉屋、気分屋、浪費家、人格破綻者。だけど、あらゆる訴訟を勝利に導いてきた駆け引きと策略の天才弁護士・古美門研介ーその古美門とタッグを組んで訴訟に挑むのは、真実を追い求め、正義感で突っ走る熱血弁護士・黛真知子ーそんな2人の前に、“皆が等しく幸せになる”ことを目指す、人たらしの新世代弁護士・羽生晴樹が現れて、喧々諤々丁々発止の裁判デイズが繰り広げられていく。その一方で、古美門と黛は数々の殺人容疑で“世紀の悪女”と評される美人死刑囚・安藤貴和を弁護することになったのだが、貴和はすべてを語ろうとはせず…弁護士ドラマ史上もっとも笑える、極上リーガルコメディ第2弾!
レイジが100年先の誰かとメールをしていた形跡を七瀬が発見した。しかし判読不能で手がかりはつかめない。一方麻陽は、レイジに酷似したアンドロイドの中に、ただの殺人マシンでは持ち得ないはずの心の葛藤が存在するのではと思う。ますます激しくなる彼の攻撃。そしてひとつの命の灯が消えたとき、物語が大きく動き出す。麻陽とアンドロイドが心を通わせる日はやって来るのか?時空を超えたラブストーリー、波瀾の第2弾。
訴訟で一度も負けたことのない敏腕弁護士・古美門研介と、融通のきかない堅物新米弁護士・黛真知子。水と油のふたりがタッグを組んで、殺人、著作権侵害、ストーカー、日照権、収賄罪、離婚、親権問題…さまざまな裁判に挑む!その一方、古美門の宿敵、大手弁護士事務所の三木長一郎との闘いもクライマックスへと…。
訴訟で一度も負けたことのない敏腕弁護士・古美門研介が帰ってきた!公立うさぎがおか中学校の男子生徒がある日、中学校の屋上から飛び降りて意識不明となった。事故だったのか?他の生徒からのいじめだったのか?学校はいじめを見てみないふりをしていたのか?-三木長一郎弁護士との闘いも延長戦に!いじめ問題という日本の教育の根深い闇に、毒舌・古美門が正義感の塊・黛真知子と一緒に切り込む!
舞子は刑事をやめ警察が見捨てた“捨て山”事件を追う日々。沢はそんな舞子を見守っている。チョコザイはNYのFBIでラリーと訓練を続けていた。ある日チョコザイは施設のモニターに映る日本語の殺人事件のニュースに反応。画面に沢の姿を目撃すると「Mission accepted…」とつぶやいた…。再びタッグを組んだチョコザイ、沢、舞子が絶妙なチームワークで犯人に迫る。待望のスペシャルドラマ、完全ノベライズ。
チョコザイー本名、猪口在。アタルは、FBIの特別な訓練を受けた捜査官候補生だった。ラリーはアタルの能力が舞子によって開花すると気づき、舞子をアメリカに誘う。沢はそんなラリーを激しく警戒している。そんなとき、アタルの家が見つかったという知らせが。そして、舞子の母の死にある疑惑が持ち上がる。アタル、沢、舞子、それぞれが追い求めてきたものが、とうとう明るみに出始めたー。新感覚ミステリー、怒涛の結末。
チョコザイをアメリカに連れ帰ろうとしたラリー井上は、偶然沢と舞子を見かけたチョコザイが、自ら捜査に参加しようと行動を起こしたことに衝撃を受ける。チョコザイが次々と事件を解決していたと知り、ラリーは彼を沢たちのそばに置くことに決めた。一方、沢と舞子は突然現場にチョコザイが現れたことに驚きながらも、再び力を借りて事件を解決していくが…。話題の新感覚ミステリー、ノベライズ3ヶ月連続刊行第2弾。
警視庁捜査一課の蛯名舞子は、チョコザイと名乗る青年に出会う。彼は舞子には理解できない行動をとるが、事件の証拠を目にすると、突然難解な、しかし事件解決の重要な手がかりとなる単語をつぶやいた。舞子は上司である沢俊一とともに、チョコザイがつぶやく単語をもとに事件を次々と解決していくがー。謎めいた過去を持つサヴァン症候群の青年と、2人の刑事が難事件を次々と解決していく、新感覚ドラマの完全ノベライズ第1弾。
福岡沖に建設された巨大天然ガスプラント『レガリア』。千五百億円もの予算がつぎ込まれた日韓共同の施設に火災が発生した。折から大型台風も接近しており、海上保安庁の「海猿」仙崎大輔は、施設の設計主任である桜木を連れて、『レガリア』に乗り込む。今日が結婚三周年の記念日であった仙崎だったが、巨大施設に起きた思いもかけない爆発で逃げ場を失ってしまう。果たして仙崎は無事に脱出できるのか。妻・環菜と長男・大洋の写真を胸に抱いて、最後の脱出を試みるのだった。映画とテレビで好評を博した超人気シリーズ「海猿」の最終完結編を完全ノベライズ。
警察犬訓練士をめざす十八歳の杏子は、訓練所でラブラドール・リトリーバーの子犬きな子と出会う。からだが弱く警察犬には向かないのではと言われていたきな子だったが、杏子はひと目見て相通じるものを感じ、「私が警察犬にします」と宣言してしまう。その日から、見習い訓練士と落ちこぼれの子犬の奮闘の日々が始まった。警察犬試験をめざし訓練に明け暮れる杏子ときな子だったが、ひょんなことからきな子が人気者となり、杏子は自信を失い、訓練所をやめようと決意する。香川県の実在の犬をモデルにして生まれた感動と絆の物語。全国公開映画の原作小説。
美しかったサンゴの海をもう一度、取り戻したいー。金城健司は、妻・由莉と二人の子供たちと沖縄の地で幸せな家庭を築いていたが、ある日、潜った海で、異変を目にする。サンゴが白化して、死滅していたのだ。それまでの飲食店の仕事を辞め、サンゴの養殖と海への移植に乗り出す。しかし、現実は甘くなかった。試行錯誤の移植作業、学会からのバッシング、莫大な借金…。すべてを乗り越えるため、愛する妻と家族、そして彼の熱意に打たれた仲間たちに支えられて、健司は世界初というサンゴの人工産卵に挑む。
小学生の昂としずくは母親の夏子が心臓の病気で入院したため、夏休みを北海道で過ごすことになった。羽田空港から旅立ったふたりを待っていたのは、夏子と五年前に離婚した父・生野大慈とその妹の千恵。大慈は東京の動物病院で働いていたが、いまは故郷に戻り、獣医として野生動物救命所に勤務している。母親の病状を気にしながらも、北海道の大自然に心を動かされる昂としずく。ある日、カメラマンをしている千恵と出かけた森で、しずくは傷ついた仔犬を見つける。ウルルと名づけられた仔犬だったが、日本では絶滅したはずのオオカミに著しく特徴が似ていた。
ある日の登校中“川上の大クヌギ”と呼ばれる巨木の下で、真一の視界が急に揺らぐ。そして、目を覚ますとそこは一五七四年、戦国の世だった。春日の国の侍・又兵衛の命を偶然にも救った真一は、又兵衛と春日城の姫君・廉姫が身分違いの恋心を抱いていることを知る。しかし、その地を治める大名・高虎に廉姫は婚姻を申し込まれ、もはや了承するしかない状況にあった。一方、現代では真一の両親が、我が子のタイムスリップに動転しながらも、戦国時代まで迎えに行こうとしていた。戦乱の世から時空を超えて、一人の小学生とその家族に届いた、名もなき恋と涙の物語。