著者 : 碇卯人
経産省キャリア官僚殺害事件の容疑者が冤罪を主張、その弁護人は特命係と因縁のあるあの女性弁護士だった。絡み合う事件の謎を解きほぐしてゆく「99%の女」、歪んだ正義感を持つ因縁の元相棒がロンドンで再び動き出す「倫敦からの刺客」、ある殺人事件のからくりを知った少年の思いに共鳴した“花の里”女将、幸子の覚悟と決断を描く「漂流少年」など6篇を収録。(連続ドラマ第17シーズンの第14話〜第20話を収録)
外国人を狙った襲撃事件が相次いで起こり、単独捜査を開始した伊丹。その窮地を救うべく特命係が動き出す「刑事一人」、凱旋帰国した世界的歌姫が誘拐事件に巻き込まれ、さらなる殺人事件へと繋がっていく「ディーバ」、警察密着番組のディレクターが現場に現れた右京と亘をメインに撮影し、お蔵入りになってしまった映像が事件を解く鍵となる「密着特命係24時」など6篇を収録。(連続ドラマ第17シーズンの第8話〜第13話を収録)
資産家一族が起こした完全犯罪に3人体制となった特命係が挑む。遺体はどこへ消えたのか?右京の進退を賭け、策謀渦巻く難事件に立ち向かう「ボディ」、事故死で処理されていた事件をめぐり、拘禁中の妖艶な女詐欺師が特命係を翻弄する「ブラックパールの女」、カメを尾行した右京がホームレス襲撃事件に遭遇する「うさぎとかめ」など6篇を収録。
ホステス撲殺事件の現場付近で気になる少年を目撃した特命係のふたり。何か事情があるらしい少年の、その場しのぎの嘘に翻弄されながらも、事件の背後に隠された驚愕の真実を解き明かすまでを描いた「少年A」、週刊誌の記者がエスカレーターから転落する事故で、大物警察関係者らに嫌疑がかけられる「容疑者六人〜アンユージュアル・サスペクツ」など6篇を収録。“連続ドラマ第16シーズンの第15話〜第20話を収録”
大富豪による証拠なき連続殺人、さらには特命係を敵視する権力者たちの陰謀が杉下右京と冠城亘をジリジリと追い詰める!特命係を消滅へ追い込もうとする包囲網をくぐり抜け、殺人事件の真相を解明する「検察捜査」、大手商社専務の夫と車椅子の令嬢夫人ー銀婚式を控えた夫婦の壊れかけた幸せの先で、切ない思いが交錯する「銀婚式」など6篇を収録。(連続ドラマ第16シーズンの第1話〜第7話を収録)
突然帰国した、杉下右京の姪・杉下花。フォトグラファーの彼女は、東京の下町を撮影中に不審な家を発見する。その家の周囲を調べた彼女は、数日前に起きた殺人事件の犯人が潜んでいるはずだと断言した。素人の幼稚な発想だと聞き流していた右京だったが、思わぬ形で花に危機が訪れ…。特命係+花が事件解決に奔る!第十五話〜第十八話の脚本をもとに、再構成して小説化。
亡き夫の復讐を果たし、海外への高飛びを画策する月本幸子。しかし、その前に立ちはだかったのは、特命係の杉下右京だった!美女に優しく接する亀山薫を横目に、右京は幸子の服装に違和感を覚えていた。身に着けたブランド服とは釣り合わない安物のコート、ズボンの裾についた赤い染み…。右京の厳しい追及が始まる!第十九話〜第二十一話の脚本をもとに、再構成して小説化。
和製シャーロック・ホームズこと杉下右京と間違われて拉致された亀山薫。椅子に縛りつけられ、犯人から求められたのは暗号の解読だった。謎の液体を吸い上げた注射器を手に、犯人が解答を迫る一方で、薫を探す右京は少しずつ犯人の目的に近づいていく。暗号に秘められた本当の意味とは?シーズン4の第八話〜第十一話の脚本をもとに、全四話に再構成して小説化。
宮本教授によって発見された新種の蝶。その蝶を300万円で落札した男が殺された。一方、関係者に「これは新種じゃないんだ」と語った宮本の刺殺体が、大学の資料室で発見される。蝶をめぐる連続殺人の真相を追う特命係の杉下右京と亀山薫は、蝶の発見現場に着目するが…。シーズン4の第十一話〜第十四話の脚本をもとに、全四話に再構成して小説化。
杉下右京は東大法学部時代に知り合った動物写真家・パトリシアに招かれて、アラスカを訪れる。雄大な風景に惹かれる右京だったが、人食い熊による事件が頻発していることを知る。やがて熊も射殺され、誰もが一件落着かと思ったが、右京は不審な点に気づいて…。
15年前の殺人を特命係に暴かれて逮捕された“閣下”こと北条晴臣。5億円の保釈金を払い、優雅に暮らす彼は、誕生パーティーに右京と薫を招待した。その場で美女との結婚を発表し、上機嫌の北条だったが、翌日、屋敷内で胸に剣の刺さった秘書が発見され…。右京が閣下の裏の意図を暴く!
大学生・池田の自宅アパートの郵便受けに投げ込まれた600万円の札束。それを警察に届け出た日を境に、彼の周りでは、次々と不測の事態が発生する。右京と薫は現金の出所を探すが、その金を巡る殺人事件まで発生し…。頭脳明晰な右京と冷静沈着な犯人との戦いが始まる!
立てこもり犯が連れてくるよう要求した女性は、既に3週間前に自殺していたことが判明。籠城事件を起こした犯人の本当の狙いを探りあてた右京が、亘とともに巨悪に挑む「声なき者」、初老男性の凄惨な監禁現場を映し世間を騒がせている投稿動画は虚構なのか犯罪なのか、特命係が鋭く切りこむ「ラストワーク」など5篇を収録。連続ドラマ第15シーズンの第13話〜第18話。
産業廃棄物処理場で発見された死体は、組織犯罪対策五課長・角田の中学時代の同級生だった。角田の意を汲み、特命係がその親友の死の真相に迫る「あとぴん〜角田課長の告白」、唯一の目撃者である警視庁副総監の愛娘への聴取を禁じられ、解決の糸口が見えない殺人事件を解きほぐしていく「アンタッチャブル」など6篇を収録。(連続ドラマ第15シーズンの第7話〜第12話を収録)
ある女性の周辺で起きた不可解な死は事件か事故か、それとも“呪いによる殺人”なのか?杉下右京と冠城亘が隠された真相を追う「守護神」、煙のように消えた男の捜索依頼を受けた二人が、独特なシガーの香りを手掛かりに連鎖する事件を解き明かしていく「チェイン」、冴えない保険営業マンが余命宣告され、今までしたくてもできなかったことをしようと企む「人生のお会計」など6篇を収録。
夜の公園で池に飛び込もうとする全裸の女。特命係の亀山薫が駆けつけたが、そこに女の姿はなかった。その代わり、池の中から頭蓋骨が見つかってしまう。幽霊の仕業?とても信じてもらえないと思いつつ、薫が冗談交じりに話してみると、杉下右京は並々ならぬ興味を示して…。
右京は休暇中のロンドンで殺人事件の捜査に協力することに。被害者宅の防犯カメラには、150キロ離れた場所でマジックショーを行っていた奇術師の姿が映っていた。しかも彼はステージ上で殺人予告し、犯行時刻には短刀を持ち空間移動したと言う。右京は不可能犯罪を暴けるか?
失踪した公安刑事の行方を追うため、IT企業に潜入した特命係の二人は、社長の北潟の元に、人間の左腕が送られてきた場面に遭遇する。数日後、東京湾から、片腕のない男性の焼死体が発見され…。事件のかかわりを調べる右京と薫の前に、思いもかけない人物が立ちはだかる!