著者 : 碧風羽
神様からチート能力を授かった状態で大貴族の三男に異世界転生したアルフレードは、ここが異世界転生した人物(使徒)を徹底的に利用しつくす世界だと気づく。世の中に利用されることを回避したいアルフレードは、チート能力があることを隠して生活していくことを決意。使徒認定試験も無事クリア(落ちた)し、使徒巡礼の旅に出ると、そこでこの世界の仕組みや使徒に関する謎が徐々に明らかになっていくー。テンプレ無視の異世界ファンタジー、ここに開幕!
日本をはじめとする国々が太陽系内の宇宙空間に機動都市と呼ばれるコロニーを作り、人々の故郷として暮らすようになった時代。深宇宙よりカリポス・ベルトと呼ばれる、帯状に広がった無数の小天体が地球に向かって飛来する。カリポス・ベルトの到来した木星系に調査船団を派遣した国際的組織「空間災害対策機構」はその実態を把握するが、それは小惑星をも粉砕してしまう「ルピアン」と呼ばれる謎の生命体と微小な天体の集合体だった。人類はルピアンを迎え撃つため国際空間義勇軍を創設する。義勇軍部隊の1つ・日本第七軍団の指揮官に選ばれたのは、機動都市・瑞穂で生まれ育った女子高生、葦沢すばるだった。
この世には“蠱毒”というものがある。毒蟲を殺し合わせて最後の一匹が猛毒の“蠱”となるのだ。それを操る術者のことを古来“蠱師”と呼ぶ。さて、斎帝国の皇女にして蠱師の李玲琳が、新興魁国の若き王・楊鍠牙のもとに嫁いでいくらかの月日が過ぎた。夫の困惑や周囲のドン引きをものともせず、玲琳は今日も大好きな蟲に囲まれ、蠱毒の研究に余念がない。ところが反王妃派の大臣が鍠牙に側室を持つよう迫り、王宮には不穏な空気が漂い始めて…。変わり者の最強王妃と、その才覚や美貌に反して苦労性の国王による、波瀾万丈な新婚生活の明日はどっちだ!?
残された時間はあと僅かー。シェルタが強大な力を持ち、秘されて育てられた理由ーそれは、命と引き換えに世界を滅亡から救うためだった…!その残酷な運命を知ったカルフとソティラスは、やり場のない怒りを抱えつつ、シェルタを生かす道を必死に探し回る。だがそんな中、世界各地に滅びの予兆が現れて…。シェルタを救うか、世界を救うか。正解のない問いに、悩み、苦しみ、それでもやがて、それぞれの答えにたどり着く。秘された姫と二人の貴人、命がけの愛と選択。果たして最後に残るのはー?愛と選択のファンタスティック・サーガ、完結!
無事、アクアテラに帰還したシェルタは、自分に備わっていた強大な力の意味を知るために、父であり一族の長であるシンティリーオと向き合う決意をする。しかし父から告げられた真実は、シェルタの想像をはるかに超える衝撃的なものだった。そして同時に、シェルタの結婚話が持ち上がりー。秘されて育てられた意味、「水の一族」の起源、強大な力の理由、そして、「シェルタ」という名に込められた思い…。様々な思いが交錯する中、物語は核心に迫る。
浄化の力を持つ“水の一族”の中で、密かに育てられた娘・シェルタ。そして彼女を手にいれようとする王子カルフと軍人ソティラス。二人との運命的な出会いがシェルタにもたらすものとはー。毒の海に蝕まれた世界で繰り広げられる、壮大なファンタスティック・サーガ。