著者 : 福田広司
終焉の地終焉の地
調査の仕事から引退したデイヴ・ブランドステッターのもとに古い友人から電話が掛かってきた。海岸で見つけた迷子の少年が、どうやら殺人の現場を目撃しているらしい、というのだ。少年の住む集合住宅をつきとめたデイヴは、そこでようやく事件の詳しい内容を知った。殺されたのは刑務所を出所したばかりの男で、少年とおなじ集合住宅にいる昔の恋人を訪問したところ、彼女に撃たれたのだ。その恋人は逃走中で、目撃者は少年しかいなかった。ホモセクシュアルの調査員の活躍を描いてミステリ界に新風を吹きこんだ異色シリーズの掉尾を飾る話題作。
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