著者 : 秋鹿ユギリ
なんでも私のものを欲しがる義妹に婚約者まで奪われた。しかも、その婚約者も義妹のほうがいいと言うではないか。じゃあ、私は自由にさせてもらいます!しかし、さあ結婚もなくなり、大好きな魔道具を作りながら、自由気ままに過ごそうと思った翌日、元凶である義妹の様子がなんだかおかしい。ラノベとかスマホとオシとか、なにを言ってるのはわからない。あんなに敵意剥き出しで、思い通りにならないと駄々をこねる傍若無人な性格だったのに、どうしたのかしら?もしかして、義妹は誰かと入れ替わったの!?第11回ネット小説大賞早期受賞作品!
「次は僕が頑張る番というわけか」 オリアナの死を目の当たりにした直後に意識を失ったヴィンセントは、気がつくと四歳の頃に巻き戻っていた。 次こそは死に戻りを乗り越えるために、入学するまでに着々と準備を進めていたが、今度は彼女に二巡目の人生の記憶がなかった。 「友人になってもらえるだろうか?」 「よろしくお願いしますね。ヴィンセント」 まずは友達として仲良くなり、自分を好きになってもらうーー 完全な不得意分野を、ヴィンセントはなんとか突き進む…! 前途多難な三巡目の魔法学校生活、スタート!
あのヴィンセント・タンザインが私なんかを好きになるはずがない。 私たちは“友達”--そう思い込むオリアナだったが、彼を思う気持ちは強くなるばかり。 そんな中、ヤナとアズラクの『試練』に問題が発生し、二人の関係も急激に変化する。 舞踏会前に、すれ違ってばかりのヴィンセントとオリアナは? そしてついに、竜木と死に戻りの謎の核心に迫るーー 大団円で迎える極上のハッピーエンド。 巻末に後日談の書き下ろしもたくさん収録!
「会いたかった!」 「申し訳ないが、人違いだろう」 オリアナにとって公爵家嫡男のヴィンセントは優しく一途な、最愛の恋人だった。 幸せな学校生活を送っていたが、十七歳の春に二人とも謎の死を迎えてしまう。 ーー気がつくとオリアナは七歳の頃に巻き戻っていた。 入学式に念願の再会を果たすが、ヴィンセントには前の人生の記憶がなかった。 しかも、付き合っていたことをほら話だと思われてしまい、第一印象は最悪に……。 それでもオリアナは決意していた。この人生では必ず彼を守り抜くと。 彼が心配でなんとか傍に居続けようとがんばる女の子と、彼女が気になりながらも素直になれない男の子の、生きるか死ぬか二度目の魔法学校生活、スタート!