著者 : 稲葉稔
凄腕の男 酔いどれて候2凄腕の男 酔いどれて候2
暑気の強まる江戸の町。いつものように真っ昼間から酒を飲んでいた浪人・曾路里新兵衛は、岡っ引きの伝七から、とにかく来て欲しいと頼まれる。暴れている女やくざを何とかしてくれというのだ。紙問屋の帳場に居座り、片肌脱ぎで威勢よく啖呵を切る女から事情を聞くと、妹を襲った男を捜しているという。情に厚い新兵衛は暴漢捜しを手伝うことにするが…。酔うと冴え渡る「酔眼の剣」を使い悪を討つ、人気シリーズ第2弾。
酔眼の剣 酔いどれて候酔眼の剣 酔いどれて候
浅草の蛇骨長屋に住む浪人・曾路里新兵衛は、酒がなくては生きてはゆけぬ、というほど無類の酒好き。仲間の不祥事により改易になって以来、何ものにも縛られない気ままな暮らしを楽しんでいた。だがある日、ついに生計が立たなくなり、やむなく岡っ引きの伝七に依頼された辻斬り事件の探索を引き受ける。実はこの新兵衛、酔うと剣技が冴え渡る「酔眼の剣」の使い手だった!人気著者が放つ、書き下ろし新シリーズ第1弾。
孤影の誓い孤影の誓い
囚獄・石出帯刀の命により死罪を免れ、ひそかに悪を斬ってきた佐久間音次郎。だが、音次郎の身辺を探る者が現れた。音次郎の名を知りたがり、東軍流の遣い手であることを見破った凄腕の浪人は、ついには仲間を引き連れ、きぬをさらっていく。囚獄からの連絡も途絶え、孤立無援のなか、音次郎は多勢を相手に、愛しいきぬを救えるのか…。
問答無用問答無用
妻子を殺した下手人を誤って斬った罪で囚われた佐久間音次郎は、死罪のかわりに、極悪非道の輩を成敗する役目を言い渡される。標的は、極悪人・漁り火の権佐。追い詰める音次郎、逃げる権佐…。音次郎は権佐を仕留めることができるのか。