著者 : 窪田精
鉄格子の彼方で鉄格子の彼方で
戦時下の少年刑務所でしぶとく生きぬく青春群像!暴力団の襲撃事件に巻きこまれて投獄された野川純平。スリ、万引、徴兵忌避…獄中の若者たちは、明日をも知れぬ不安を胸に、シゴキと飢えにひたすら耐える-。「昭和」史を重ねてダイナミックに描く自伝的長編の第2部。
夜明けの時夜明けの時
勉学の夢破れ、剣劇一座へ入団した野川純平。新しい大衆劇をめざして結成された「わかもの座」は農民たちに熱狂的に迎えられるが、一方やくざと右翼の妨害は日毎に激しさを増していった-。大衆演劇史に新たなページを加える自伝的労作!
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