中国少数民族・土家(トウージア)族の作家による自伝的小説。文化大革命、大飢饉……過酷な生活の中で子どもたちを育てた母の愛と執念、母と子の確執、子の母への思い。
土俗的、神話的な作品を生み出す現代中国の代表的な作家の、諧謔にみちたエッセイ。犬は何でもわかっているが、容易に心の内を明かさず馬鹿な振りをしている。さまざまな犬たちとそれに関わる体験が、苦い笑いを醸し出す。