著者 : 童門冬二
★★★日本仏教の最大宗派の開祖・日蓮の生涯を描いた 童門歴史文学のライフワーク、ここに完結!★★★ /////////////// 本書のココがスゴイ!////////////// ・96歳の歴史作家・童門冬二の最後のライフワーク、 ”日蓮の生涯”を描いた超大作 ・日蓮が予言した「蒙古襲来」から750年を記念し、 全一巻で復刊 ////////////////////////////////////////////////// ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー なぜ、かくも日蓮の言葉は人々の心にひびくのか? 日蓮が唯一にして最高の経典と位置づけた法華経には、 どのようなことが書かれているのか? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1274年(文永11年)10月5日〜20日(※)とされる1度目の「蒙古襲来」から、ちょうど750年。『小説 上杉鷹山』をはじめ多数のベストセラーを生み出した96歳の歴史作家・童門冬二が、構想10年のもとに書き上げたライフワークの完結編『国僧日蓮』(上・下)を改題復刊。鎌倉仏教の開祖にして不世出の仏教者・日蓮上人の波乱万丈の生涯を描く超大作として、装いも新たに生まれ変わりました。 (※現代の新暦に計算し直したもの。歴史的記述(旧暦)では、11月4日〜19日となります。) ////////////////////////////////////////////////// 現代の日本が遭遇している状況は、 日蓮が生きた時代と酷似している。 この小説の主題のひとつは、 『もし日蓮が生きていたら、この国家的・ 国民的危機にどう対応するか』ということである。 ーーーーーーーーーーーーーーーー童門冬二 ////////////////////////////////////////////////// 流罪赦免 立願・修行 立教開宗 正法護持 憂 国 身延入山 蒙古襲来 上行菩薩再誕 佐渡回想 旃陀羅の子 頼基陳状 日蓮入寂 あとがき
「下意上達」の組織作り、世界初の児童手当、理想の藩校の創設ー何よりも「人」を大事にしたすごい名君がいた!ベストセラー『小説上杉鷹山』の著者が描く、鷹山の兄にして高鍋藩第七代藩主・秋月種茂(鶴山)の生涯とは。
「日本資本主義の父」、渋沢栄一。武蔵国血洗島村の農家に生まれた栄一は、幕末には過激な尊王攘夷青年となっていた。平岡円四郎との出会いが彼の運命を変える。一橋慶喜の家臣となり、その本質を捉えたぶれない判断力と交渉力でめきめきと頭角を現していく。パリで学び帰国した後は士魂商才を掲げ、「論語とソロバン」の精神で五百を超える事業に関わる。現代に通じる経済の礎となった男の生涯。
吉田松陰門下の逸材として久坂玄瑞と併称され、奇兵隊の組織などで長州藩を倒幕の中心に押し上げた男・高杉晋作。「おもしろきこともなき世をおもしろく」と辞世を詠んだかれの胸中とは?足かけ29年の短い生涯のなかで、高杉は自分で面白いことを仕掛け、いかなる危難にも毅然と対峙した。幕末屈指の英雄の生き方とその思想を現代的な視座から描く歴史小説。
幕末の九州で「からくり儀右衛門」と呼ばれた男がいた。その名は田中久重。天性の才能を生かし、精巧な「からくり人形」を生み出した。「人の役に立つ技術でないと意味がない」という思いから、灯具、万年時計など、生活機器を作り出し、明治維新後は銀座に工房を設立、後の東芝の祖となる。歴史の波に揉まれながら「技術大国ニッポン」の基礎を作った男の生涯を描く、著者渾身の歴史小説。
外国の実情を知ろうと、アメリカ密航を企て、失敗した吉田松陰は萩の獄に幽閉された。しかし、出獄後は小さな私塾「松下村塾」で「誰でも持っている長所を引き出すのが教育である」という信念の下、高杉晋作、山県有朋、伊藤博文など、わずか2年半で幕末、維新をリードした俊傑を生み出した。「魂の教育者」松陰の、信念に基づく思想と教育観を感動的に描く長編。
関ヶ原の敗将で、大名に復帰した例は宗茂以外にはない。大友宗麟の二人の忠臣を実父、義父とし、幼少時より合戦の心構えを厳しく教え込まれた宗茂は、その人柄を見込まれて立花道雪の養子となる。豊臣家への恩義を忘れず、関ヶ原の合戦では石田三成に味方して敗れるが、その後徳川秀忠に重用され、柳河藩の藩主に返り咲く。人間として筋を通した武将の、感動の生涯。
幕末の九州に「からくり儀右衛門」と呼ばれた男がいた。まるで生きているかのように動く「からくり人形」を作り、人々の喝采を浴びていた彼は内心不満であった。「はたして自分の才能は本当に世の中に役に立っているのだろうか…」さらなる技術開発の天地を目指して大阪へと旅立った儀右衛門を待ちかまえていたのは、幕末維新の大波であった!「技術大国ニッポン」の基礎を作った男・田中久重の生涯を描く、著者渾身の歴史小説。
貧農の子に生まれた利助(後の博文)は、吉田松陰の「社会に役立たぬ学問は学問にあらず」との教えに開眼。高杉晋作、桂小五郎、坂本竜馬らとの出会いによって自らを成長させていった。イギリス留学などで培った世界的な視野で幕末の激動を乗り切ってゆく。「日本の夜明け」の原動力となった幕末の青年たちの中で、ひときわ異彩を放つ伊藤博文の若き日々。
幕末の動乱が風雲急を告げる慶応三年、徳川昭武の随員としてフランスに渡った一人の青年があった。現地で資本主義社会の現実を目の当たりにした彼は、帰国後、「人の道」と「利益」の両立を掲げ、第一国立銀行をはじめ、五百余の民間企業を興していくー経済面から明治日本の近代化を推進し、“日本資本主義の父”と称えられた実業家・渋沢栄一の事蹟を活写した力作小説。
人の中に徳がある。土の中に徳がある。厳しい人生経験から生まれた、独自の仕法で、小田原藩名家を再興した二宮金次郎。その才能を藩主・大久保忠真に見込まれた彼は、荒廃した桜町復興という、大事業を引き受けるのだった。-大地と共に生きた静かなる革命家・二宮金次郎の人生を掘り起こした感動巨篇。全一冊・決定版。
かつて織田信長から受けた薫陶を忘れず、商人優遇の領地経営を心がける戦国武将・蒲生氏郷。戦場往来で出世を重ね、独自の経営哲学を実践する彼の周囲では、さまざまな商人が、新たな人生を切り拓いていく。乱世に芽吹いた、商いの道とは何か。後に「近江商人育ての親」と呼ばれる蒲生氏郷の生涯を通じて“商いの原点”を、高らかに謳い上げた異色の戦国ロマン。全一冊・決定版。
部屋住みの身から、急死した兄に替わり、財政難にあえぐ肥後熊本藩藩主となった細川重賢。斬新な改革案を次々と発し、「宝暦の改革」を推し進め、後に上杉鷹山にも影響を与えた名君の、冴えわたる藩政改革の手腕を描いた著者渾身の力作。
元禄の好景気に浮かれた経済から低成長経済へ、時代の転換を直視し、さまざまな政策や組織の活性化と改革の先例を打ち立て、つぎつぎに成功させていった幕府中興の名将軍吉宗の、目前の困難に果敢に立ち向い、「心の赤字」の克服と、「日本の心」を取り戻していった姿を描く。
石田三成は秀吉の政治・経済・外交政策の忠実な継承者であり、また豊臣政権の文治派官僚のトップとして、政策立案、遂行に存分の偉才を発揮した。秀吉が目ざした国際化、重農主義と合わせて重商主義、それを実現するために経営感覚・経済感覚のすぐれた武士の登用など…それらの条件を満たした近江出身の石田三成を著者独自の視点で描いた渾身の書き下ろし長編。
“愛”の一文字を兜の前立に掲げ、戦場を疾駆した男・直江兼続。知略の限りを尽くし、主君景勝を補佐して乱世を生きぬき、のちの上杉鷹山に引き継がれる領国経営のもとをつくった戦国随一の知謀と信念の男の生涯を描く。