著者 : 竹内勇太郎
甲府勤番帖甲府勤番帖
湯島育ちの御意見無用、主は浮名の二千石と端唄にまでうたわれる江戸きっての蕩児・神保長十郎義久が、荒らくれどもが跋扈する一触即発の危険地帯、幕府天領・甲州へ乗りこんだ。次つぎに起る難問怪事件…。無頼旗本をひこつれて、勤番支配・長十郎の諸刃くずしの剣が舞う。
織田信長織田信長
“無類の虚気者”と囃された少年時代から、天下布武の旗印のもと、広く眼を海外にまで向けながら戦国の世を疾風怒涛の勢いで駆けぬけ、天下統一目前にして、本能寺で非業の死をとげた不世出の天才・織田信長の壮絶で孤高の生涯を描く書下ろし歴史長編。
魔界の忍者魔界の忍者
伊賀流の妖術・仙術を使い、室町末期に変幻自在に活躍した怪異の武芸者・服部半三保長は、徳川家康に仕え軍略智略に功のあった服部半蔵正成の父であるという。その彼を人は“魔界の忍者”と呼んだ。足利将軍の権勢衰え、世はまさに戦国乱世へと向おうとする時、物情騒然とする京の都に忽然と現われた半三保長は、宿敵・伴玄弥斎を倒し、幕府検断職代として都の治安維持を司どり、天下を窺う三好・松永・武田・今川らの諸将を迎えることとなるのだが…。痛快無比の書下ろし時代長編。
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