著者 : 竹内志麻子
ひと夏の迷い子たちひと夏の迷い子たち
未亡人のお母ちゃんがオトコを作ったのでこの夏は不良しちゃおう、と家出した歩美。もとBFの走一や親友の千泳の忠告を聞いても、見知らぬ男に処女をやっちまっても、歩美の心は迷路の中にいるように不安だ。そんなある日、捨て猫が拾われるように、マイという女性に歩美は拾われて…。愛を求めて、青春の迷路の中をさまよう16歳の少女の、涙と感動のひと夏物語。
人魚たちの子守唄人魚たちの子守唄
水晶市の高校2年生の夕輝。ボーイフレンドの陽平がいるけれど、彼ったらアイドルのパンチラ写真を撮ったりすることばっかり熱心で、まるでガキ。夕輝はもう前の男と「オトナしちゃってる」のに、ね。あ〜退屈!そんなある日、夕輝は妖精のような不思議な女性、美月と知りあう。彼女の放つ“大人の愛”のにおいに魅せられていく夕輝は…。ちょっぴりビターな、愛たちの物語。
青い月(ちきゅう)の恋人たち青い月(ちきゅう)の恋人たち
名吟高校の「ハデなネーチャン」グループのひとりが、あたし、17歳の七音子なのね。どういうわけよっ、と怒りたいけど、まあミルクよりはお酒が好き、同級生より三十男が好き、という程度には不良してるからね。で、あたしの今つきあっているのが、26歳の奏司さん。ところが、鳴子ってホントのハデ女が奏司さんに横恋慕してるからタイヘン!真っ赤な恋の火花散る、恋人たちの物語。
そこでそのまま恋をしてそこでそのまま恋をして
あたし、夕花子。バニーガールのバイトしながらひとり暮らししてたけど、冬が来たからウサギをやめてネコ(無職)になったの。時々「来いよ」とTELかけてきてSEXするおとこ(28歳・放送作家)がいるのだけど、彼はデパートガールと同棲中なんだ。そんなある日、葉介という純情な(?)予備校生と知りあった。彼ったら、大学やめてケーカンの試験を受けるといいだしたの…。
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