著者 : 竹岡美穂
神様のはからいで異世界で錬金術師になったメイは魔法使いの国で出会ったフィーリとともにスローライフをしながら、フィーリの師匠である大魔法使いを探すことに…… 新たなパートナーと世界を巡るまったりスローライフ第二弾!
国布守様を呪いから救うため、ユイとアージットの二人はメネスメトロという街へ引っ越すことに。その街にある迷宮での修行と、呪いに有効な風属性の武器や風精霊の守護者を見つけるのが目的だ。そしてアージットは彼の友人であり風精霊の守護を受けている冒険者シュネルを連れてくる。元貴族でありながらドレスを仕立てる針子になりたいという夢を追って国を出てきたというシュネルは、ユイの加護縫いの腕を見て、呪いと戦うことと引き換えにユイの弟子にしてほしいと頼み込んでくるのだがーー!?
店主の急死により、閉店フェアをすることになった幸本書店。そこに現れたのは、故人の遺言により幸本書店のすべての本を任されたという都会から来た高校生・榎木むすぶ。彼は本の声が聞こえるという。その力で、店を訪れる人々を思い出の本たちと再会させてゆく。いくつもの懐かしい出会いは、やがて亡くなった店主・幸本笑門の死の真相へも繋がってゆくーー。“本の味方!”榎木むすぶが繋ぐ本と人のビブリオミステリー。
前世の記憶を残したまま、技術貴族ヌイール家の子供に転生したユイ。それから数年後、十五歳になったユイは「針子」としての能力がないと判断され、邪魔者扱いされていた。そんな中、ユイはカロスティーラ・ロダンに「針子」として引き取られることに。彼女は地獄の日々から救ってくれたロダンに感謝の気持ちを込めてヌイール家で見せなかった「加護縫い」と「精霊との対話」で匂い袋を作ってプレゼントする。すると匂い袋を受け取ったロダンは国宝クラスの代物であることに気がつき……。針と蜘蛛と精霊で織りなす幻想的な異世界裁縫ファンタジー、登場。
交際していた男性のプロポーズを、私、ミナ=アリス・原田は「父を置いていけない」という理由で拒絶した。私が五歳のときに死んだことになっている父、原田詩也は、不老不死の吸血鬼だ。母と出会い、恋に落ち……けれど母は、父のそばにはいられなかった。だから私が、ずっとそばにいる。そのために私はある決意をした。父を置いていった母に、負けたくなかったーー。 運命と別離、超克、そして永遠の恋。娘の視点から綴られる、ある吸血鬼の過去と現在の物語。