著者 : 篠原勝
シンデレラの銃弾シンデレラの銃弾
チャンドラースクールの優等生アメリカ屈指のハードボイルド・ストーリテラー、ジョン・Dの古きよき時代、50年代のサスペンスもの登場。戦争で傷つき、人生に絶望した青年の信じられるものは金だけ。戦友が死にぎわに残した謎のことば「シンディーが分っている」を手がかりに埋蔵金を求めてやって来た小さな田舎町に待ち受けるものは何か。
レニングラードに死すレニングラードに死す
ロシアはアシュウィールドにとって禁じられた国だった。彼は以前、情報機関に属していたからだった。そんな彼がある日、元の同僚から1か月レニングラードに行かないかと誘いを受けた。語学研修コースに参加するだけでいいというのだが…。偉大なロシア文学と革命の地である、古都レニングラードの夏を舞台にくりひろげられる異色のスパイ・ミステリー。「プルトー・クライム賞」受賞作。
地獄の群衆地獄の群衆
恋する女のために南米で働いた。その金はすべてロンドンの女の口座に振り込んだ。3年。結婚しようと帰って来た霧の都に、女はいなかった。金も消えていた。裏切られた恋。酔いつぶれてテムズ川岸に寝ていたマシューの前に、不思議な女が現われた。これは夢かー。次々に襲ってくる危機の連続と悪党の数々。やがては名作『死にゆく者への祈り』を生むヒギンズの大都会陰謀サスペンス。
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