著者 : 羅門祐人
灼熱のミラージュ灼熱のミラージュ
2077年中央アジア・タリム盆地。かつてのシルクロードはその地下に眠る膨大な石油資源をめぐって熾烈な争いの舞台となっていた。アジア国家連合は、敵国がロプノール湖岸に建設した軍事基地を破壊すべく“タリム7”を送り込んだー。タリム7とは、特殊能力を持つ犯罪者で構成される傭兵部隊。この一癖も二癖もある男たちをひきいて、隊長の白龍は人工知能に守られたハイテク要塞に挑む。新鋭が描く書下ろし痛快冒険SF。
元祖羅門堂病院(3)元祖羅門堂病院(3)
二年で終わる予定の研修期間がなぜか延長されて、われらが田中幸太は、いよいよ第一志望の外科に配属となった。しかし、ここに運ばれてくる患者は瀕死の状態の人ばかり。この最後の関門を突破しなくては、幸太は晴れて正式の医者になれないのだが…。「ふたたび腹部外科」。その他、現代医学が抱える問題点を真剣に笑う二篇を収録ー。スーパー・ホスピタル羅門堂病院を舞台に研修医・田中幸太の活躍を描くシリーズ第三弾。