著者 : 羅門祐人
南雲空母機動部隊、サンフランシスコ急襲!ハワイ孤立!原爆開発施設、壊滅!孤立無援のトルーマン、苦渋の選択とは!?羅門ワールドの新境地!堂々完結!!
1935年6月15日、アメリカ艦隊に盟友ハワイ王国が奇襲を受ける!覇王・織田信長-大日本帝国初代皇帝-の再来と呼ばれる第20代皇帝・織田光長は、大日本帝国連邦(織田国・伊達国・琉球国)最大の危機に際し、自らの出陣を決意した。敵は、共和主義連合-アメリカ合衆国、欧州大陸のイギリス連合共和国・ドイツ民主共和国、そして不穏な存在ロシア帝国…。世界を共和革命の嵐から守るべく帝国と同盟を結ぶのは、オランダ・イタリア・ポルトガルのヨーロッパ王国同盟。ミッドウェイで待機を続ける連邦艦隊に敵機接近の報が届く。ついに砲火を交える日米両艦隊、果たしてその命運は!?空前のスケールで描く、著者渾身、最強のシムシビライズ戦記。
日本連邦連合艦隊は枢軸国艦隊を撃破すべく一大艦隊を編成しサイゴンへと移動した。満州では龍、虎部隊がソ連機械化騎兵軍を相手にゲリラ戦を展開していた。そして、南支那海を舞台に雌雄を決する「天一号作戦」が発令された。1948年、核の力を背景に合衆国大統領マッカーサーは単冠の日本連邦海軍基地に奇襲攻撃をかけてきた。乱れ飛ぶファントム、サンダーバード!太平洋の覇権をめぐり、日米の壮絶な戦闘の火ぶたがきっておとされた。果たして日本連邦に勝機はあるのか?壮大な発想で描く長編戦略シミュレーションノベルス第二弾。
ヒトラーはモスクワ解放に迫った満州とソ連の合同軍に対して、開発したばかりの水爆を爆発させた。また、イギリスを占領したドイツ軍に対して、カナダ軍を中心とした陸上兵力とその護衛の米第105護衛任務部隊が大西洋を移動中、ドイツのUボートによる核爆弾攻撃にさらされた。ここに日米両国は共同でドイツ軍に当たるべく休戦条約を進めた講和条約を結び、共同作戦をとることになり、大規模な反攻作戦を展開させて…。
敷島英二率いるシャンバラ教団による軍事クーデター勃発から一か月半。戦艦大和を総旗艦とする新設された日本連合艦隊の出撃態勢が整った。作戦は二つの枝作戦で構成されている。ひとつは、首都奪還作戦。もうひとつが、北海道上陸作戦。そして、ハワイ・マウイ島に設置された臨時日本政府の統合作戦本部で、ついに渡辺首相によって作戦実施が命令された。三陸沖をゆく潜水艦隊、その中心には、クーデター軍に乗っとられた最新鋭の攻撃型潜水艦「玄海01」の姉妹艦「玄海02」の姿があった。一方、世界最大の海域制圧艦として生まれ変わった大和は首都奪還をめざし、小笠原諸島沿いに北上する…。果たして、人類の未来を賭けた壮絶なる海戦を制するのは。
核の恫喝を背景に、昭和大戦後の軍事再編成をもくろむ合衆国大統領マッカーサー。1948年、ついに米北太平洋艦隊は単冠日本連邦海軍基地に奇襲攻撃をかけた。乱れ飛ぶファントム、サンダーバード、ゴブリン。一方、連邦は遣外士艦隊でグアム急襲作戦を敢行する。太平洋の覇権を巡り、日米決戦の火ぶたが切って落とされた。合衆国の超重量級原爆搭載機B-30の影におびえるアジア連合はどう動くのか。CIA対明石機関・中華連邦情報局の諜報戦もきな臭さを増す。日本連邦に勝機はあるのか。大好評シリーズ、白熱の第4弾。
1999年7月-その世紀末の日本において、話題の中心は二つだった。1年ほど先のトータチス飛来と急速に勢力を伸ばすシャンバラ教団。シャンバラ教団とは、現史に生きる“あの敷島英二”が率いる宗教団体だった…。10月23日夜、首相官邸や陸海空軍基地が一斉に制圧された。それは、シャンバラ教団による軍事クーデターだった。クーデターの目的は、トータチス迎撃を阻止し、もう一度時空転移することによって、日本を世界の先導者に育てあげることだった。教団に対する反撃の切り札は帯広実験基地。しかし、北海道沖には乗っとられた最新鋭の攻撃型潜水艦「玄海01」が姿を潜ませていた。はたして、日本は、そして世界は破壊から逃れることはできるのか。クライマックスへ向け、いよいよ最後の戦いの幕が開く。
日本連邦連合艦隊は南洋に展開する枢軸国艦隊を叩くべく特別編制を組み、サイゴンへと移動を開始した。その総数は戦艦8、空母6、重巡9、軽巡15、駆逐艦56。史上最大最強の単一作戦用艦隊であった。その頃、満州では龍/虎部隊がソ連/モンゴル機械化騎兵軍相手にゲリラ戦を繰り広げていた。一方、ロンメルはある男から夢の啓示再現フィルムを見せられ、世界の歴史は思わぬ方向に進むことになる…。そしていよいよ、南シナ海を舞台に昭和大戦の雌雄を決する“天一号作戦”が開始された。
第二次大戦後の世界に迫る新たな危機、それは1952年7月、天安門広場をつらぬき、南北中国を分断する“北京の壁”で勃発した。ソ連軍は北京をたちまち陥落し、南中国軍は敗走を続ける。一方、科学力に優るはずの日本連合艦隊はソロモン海海戦で、攻撃型潜水艦を駆使したドイツ軍に敗れ、戦艦武蔵をはじめ多くの艦を失い、南太平洋の勢力分布は一気にドイツ帝国に有利となる。53年に入ると、南京を陥落したソ連軍は、なぜか上海の手前で動きを止めてしまった。そこに、蒋介石よりスターリン死亡のニュースがもたらされる。ゲーリングはゲッベルスの勧めに従い、ソ連にヒムラーを送り込む…。統一国連緊急総会でのドイツ制裁決議をうけ、緊張高まる南太平洋に合衆国連合艦隊モンタナ級戦艦が、ついに姿を現わした。
ドイツ帝国連邦、連合国、そしてアジア国家連盟-第二次大戦後の世界に迫る新たなる危機…。それは、1952年7月、天安門広場をつらぬき、南北中国を分断する“北京の壁”で勃発した。ゲーリングの命を受けたソビエト陸軍モンゴル機械化兵団は北京市全域をたちまた陥落し、南中国軍は敗走を続ける。しかし、南中国は統一国連軍に参戦要請をせず、日本は動きたくても動けない。アメリカは後方支援宣言をし、中国戦争への直接介入を避ける。9月、日本はボルネオから人類初の人工衛星“白鳥”の打ち上げに成功し、ドイツがニューカレドニアに打撃機動艦隊を集結させていることが判明した。ソロモン海北上を続けるドイツ艦隊を日本連合艦隊が待ち受ける。一方、南京をも陥落したソ連軍は、そこでなぜか進撃を中止してしまった…。
V号改作戦の初動作戦によって日本連邦軍は沿海州から樺太にかけてのソ連軍拠点を奪取。第二段階である轟二号作戦を発令し、満州でソ連軍と激突。2029年からの思念投射により開発された35式80ミリ噴進無反動砲、双発ガンシップ“撃虎”が敵戦車部隊を粉砕。ヨーロッパでは、ドイツ軍がドーヴァー海峡を制覇。マラッカ海峡でも英艦隊は枢軸国に完敗する。一方、明石機関は巧みに中国共産党に擦り寄り、華作戦を開始。その成就を受けて、遂にV号改作戦の最終段階が発動された。世界を震撼させることになるこの最高機密に包まれた作戦とは-。
2029年の日本。新進気鋭のベンチャー企業が開発した仮想戦記コンピュータゲーム『鋼鉄の嵐』は発売と同時に驚異的なベストセラーとなった。このゲームはユーザー自身による歴史上の人物への思念投射によって歴史を改変し、“架空の歴史”に関与できることがウリであった。だが…。未解明の物理現象が人知の及びもつかぬ時間と空間のかなたで勃発していた。2029年のゲームユーザーたちによる思念投射は、過去の人物に“天啓”という形でアクセスし、野放図に過去の歴史を改変し始めたのである。これが戦慄すべき結果を招こうとは…。
1944年12月、関東地方は同時多発的な直下型大地震に襲われた。そのほぼ同時刻、ニューヨークではヒトラーの仕掛けた原子爆弾が炸裂し、マンハッタン島を放射能地獄に変えた。大打撃を受けた両国は、太平洋戦争終結に向けて講和に動き出し、45年3月、日米講和条約が締結される。一方、ヒトラーは、ヨーロッパ全土に次々とナチス独裁政党による傀儡政権を打ち立て、ドイツ帝国連邦の整備に取りかかる。ここに世界は、日米をリーダーとする太平洋地域とドイツ帝国連邦の支配するユーラシア大陸とアフリカに二分される…。架空戦史をこえ、新たなるジャンルの確立をめざす『シム・シビライズ・ノベルス』第1部、ここに完結。
1944年5月のルーズベルト大統領の死去後、世界は大変革の嵐に突入したかのようであった。後を引き継いだトルーマンは短期決戦用の戦略への転換を計る。突然のソ連参戦に戸惑う日本は、満州多国籍軍を援助すべく小沢治三郎率いる鑑隊を日本海に派遣。一方、目をみはる躍進を続けるドイツ帝国は、ほぼヨーロッパ全土を手中に収め、イギリスとアイスランドはアメリカに臨時政府を置く状態に追い詰められる。ヒトラー、スターリン、ゲーリング、トルーマンそして、大統領を背後で操るフーバー大佐の影。昭和19年9月、南方を目指し出撃する連合鑑隊を待ち受けるのは。風雲急を告げる各国の世界戦略を描く、好評シリーズ第3巻。
平和を愛する民主国家である平成時代の東京が太平洋戦争の渦中に時空転移-ハルゼー率いる米太平洋艦隊に立ちむかうのは、旧帝国海軍と自衛隊による連合艦隊。司令長官は山本五十六。予期せぬ空母インデペンデンスの存在により大打撃をうけた日本軍は、昭和18年4月16日、決死の覚悟でマリアナ沖に出撃する。旧式艦船同士による最後の大海戦「第二次グアム攻防戦」の幕開きが近づく。一方、モスクワを陥落させ、ユダヤ民族国家「ネオ・イスラエル」を建国したヒトラーは1943年8月15日、ロンドンをも陥落する。ルーズベルト、スターリン、敷島・日本首相、そししてヒトラー…。混迷と動乱の嵐が強まる緊迫の世界を描く、シリーズ第2巻。
2077年中央アジア・タリム盆地。かつてのシルクロードはその地下に眠る膨大な石油資源をめぐって熾烈な争いの舞台となっていた。アジア国家連合は、敵国がロプノール湖岸に建設した軍事基地を破壊すべく“タリム7”を送り込んだー。タリム7とは、特殊能力を持つ犯罪者で構成される傭兵部隊。この一癖も二癖もある男たちをひきいて、隊長の白龍は人工知能に守られたハイテク要塞に挑む。新鋭が描く書下ろし痛快冒険SF。
二年で終わる予定の研修期間がなぜか延長されて、われらが田中幸太は、いよいよ第一志望の外科に配属となった。しかし、ここに運ばれてくる患者は瀕死の状態の人ばかり。この最後の関門を突破しなくては、幸太は晴れて正式の医者になれないのだが…。「ふたたび腹部外科」。その他、現代医学が抱える問題点を真剣に笑う二篇を収録ー。スーパー・ホスピタル羅門堂病院を舞台に研修医・田中幸太の活躍を描くシリーズ第三弾。