著者 : 羅門祐人
史上最強の砲である電磁加速砲を装備し、アンクルドデッキを有する空母型統合護衛艦『やまと』は、国産ステルス機やドローンを搭載したまま、令和から昭和世界へと時空転移する。 終戦間際の昭和日本の海軍を助けた海自艦隊は、B-29の発進基地を壊滅すべく出撃。敵基地とともに二〇〇〇機以上のB-29が灰塵と化す。窮地に陥った米国と連合各国に対し、日本政府が即時停戦と講和を申し出たことにより束の間の平穏が訪れるが、水面下では原爆開発に成功した米国が暗躍をはじめる。一方、海自艦隊も負けじと隠密裏の作戦を開始するのだが……。 一触即発の日米関係が織りなす運命のうねりとは!?
超高速の砲弾によりあらゆる物体を貫通撃破する同口径では史上最強の砲……三〇式8センチ電磁加速砲を搭載した統合護衛艦『やまと』。しかもアンクルドデッキを有する空母型護衛艦であり、国産ステルス機やドローンなど最新航空兵力も搭載していた。 令和に勃発した日本と近国の戦争により、自衛隊の護衛艦隊と輸送部隊は、グアムの米軍用武器弾薬を運搬するため出撃。だが途中で硫黄島の大噴火に巻き込まれ、令和から昭和世界へと時空転移してしまう。終戦間際の日本に放り出された自衛隊は、最新兵器により、戦艦大和に襲来する米航空機を瞬時に壊滅したのだが……。 令和『やまと』と昭和『大和』の新シリーズ開戦!
ハワイ沖の激闘が続くなか、開戦以来初めて正規空母の被害を出してしまった日本。対して米国は大統領選を控えたトルーマンが秘策を練り、ソ連の対日参戦を画策する。 たちまち殲滅の危機に陥った満州方面の日満陸軍。この戦局の余波はヨーロッパ大陸にも波及し、ドイツはソ連に対して攻撃を開始、世界は未曾有の大戦へと突入していく。 各国が激戦で疲弊していくなか、帝国海軍はふたたびハワイへと進撃。西海岸を本拠地として待ち構える米太平洋艦隊と、巨大空母同士の全機発艦、壮絶な打撃戦を繰り広げていく。 果たして、司令長官山本五十六が、「肉を切らせて骨を断つ」とまで言い放った、乾坤一擲、捨て身の奇策とは!?
ついに米本土アラスカを攻めるべく、極寒の北部太平洋に進出した第四航空艦隊。司令長官となった山口多聞は、点在する敵基地に熾烈な航空攻撃を繰り返し、要衝アンカレジの攻略に着手する。 一方、日米両軍が睨み合い、膠着状態におちいっていた南太平洋であったが、とうとう日本の大規模艦隊が侵攻を開始。広島呉港からも、山本五十六率いる極大空母『大和』の機動連合艦隊が出撃する。 迎え撃つは、ヘルキャット等、最強艦上機を擁する猛将ハルゼーの空母艦隊。日本の命運を賭けた『転一号作戦』の最初の攻撃目標は、なんと、誰もが予想だにしなかった絶海の孤島、クリスマス島であった! 果たしてその真の狙いとは……!?
ロンドン軍縮会議の脱退を機に、司令長官山本五十六の主導によりおこなわれた艦隊兵力の再編成……それは、航空優先主義とも呼ぶべき、水上艦のすべてに航空機を搭載するという大胆不敵な改革であった。いまだ大鑑巨砲主義に染まっている他国をよそに、日本は極秘に連合艦隊の高速機動化を進め、真の実力を隠したまま東南アジアの英仏軍を駆逐、東インド洋を制海権におさめる。さらなる戦乱の緊張が高まるなか、両国が展開するマリアナ沖で、とうとう米軍の不意打ちにより日米大戦が勃発。帝国海軍の切り札とも呼ぶべき、戦艦から大胆に設計変更された極大空母「大和」が牙を剥く! 超弩級の迫力で描く新シリーズ!
超極級戦艦「八島」の驚異的な破壊力により、不利な戦況を強いられてきた米国は、奥の手とも言える二つの秘密兵器をついに開発。ハワイの早期奪還を、虎視眈々と窺っていた。だが肝心の八島艦隊は中等での激闘ののち、インド洋で発見されたのを最後に姿を消し、その行方はいまだにつかめていない。 一方、日本は八島に倣った新型コンクリート戦艦を建造、米艦隊へ強烈な圧をかけてゆく。太平洋の覇権を賭け、日米両国の緊張が最大限に高まるなか、八島艦隊は隠密理にアフリカ方面に展開。ここに、誰もが予想しなかった驚天動地の奇策が遂行されるのだが……。 絶対に沈まぬ超巨大戦艦に米国の秘密兵器が襲い掛かる!
米本土砲撃という偉業を成し遂げた超巨大戦艦「八島」は、南太平洋の覇権を握るため、ポートモレスビー沖に出撃した。改装修理により対空戦力が増加した八島は敵の航空攻撃を難なく退け、脅威の64センチ主砲による圧倒的な砲撃で、ポートモレスビー、続いて南洋の最終目的拠点であるニューカレドニア攻略を果たすこととなる。順調に快進撃を続ける八島艦隊であったが、欧州で激戦を重ねるドイツの要望により、新たな目標…アラビア半島攻略が命じられる。無謀とも思えるこの作戦を受け、空母艦隊とともにアラビア半島沖に向かう八島を、英米連合艦隊が迎え撃つ。遠い異国の海で八島を待ち受ける運命とは!?
1942年、航空兵力の活躍により英東洋艦隊との決戦に勝利した日本は、ついに米国との戦いを決意、ミッドウェイ島南西250キロの距離まで艦隊を進出させる。だがこの戦力は、米軍が予測していた空母艦隊ではなく、あたかも島と見紛うほどの巨大戦艦であった。排水量128万を超え、全長全幅ともに大和型の三倍近くの大きさを誇る超極級戦艦「八島」は、脅威の64センチ主砲を武器とし、交換可能なコンクリートを建艦資材とすることによって、修復しつつ継戦可能な、まさに絶対的な不沈艦として誕生したのである。八島を擁する日本海軍は、米太平洋艦隊の要衝を次々と攻略し、いよいよ極秘作戦に着手するのだが…。
時空移動の力を駆使して、令和と昭和の日本を自在に行き来する鳴神武人。 日本を理想の国家に変えるべく、現代の最新技術や軍事知識などを最大限に利用し、 航空主体の新生日本軍を創り出すことに成功する。未来の力による大幅な軍備増強が叶い、 いまやアジアどころか世界でも有数の軍事力を保有する日本であったが、 各国の思惑はときに鳴神武人の予想を超え、 米国とソ連それぞれを相手どるという熾烈な世界大戦のうねりに巻き込まれていく。 戦争の長期化を嫌った日本は、敵国をはるかに凌駕する航空戦力を集結させ、 昭和世界では常識外であった潜水艦の活用を武器に、米太平洋艦隊との最後の戦いに挑む!
不思議な力を手にし『第三の日本』を作るため、 歴史の大修正を行うべく昭和8年に時空転移した鳴神武人。 最新技術を導入し、昭和日本の軍備増強に取り掛かかる。 準備が整った日本海軍は対米戦に向け出撃するのだが、 満州里でソ連の動きが活発となり、北極作戦も同時に実行することに。 一方、ヨーロッパではヒトラーが英国上陸作戦を開始し、米軍は対応を余儀なくされる。 そのタイミングで東南アジアへ侵攻した日本海軍はマリアナ海域で米大艦隊と衝突するのであった。 各国で戦いが勃発し混沌とする世界。 はたして鳴神武人が目論む世界大戦略は、昭和日本を勝利へと導くのか!?
2020年も過ぎたころ、私立大理工学部4年の鳴神武人は、 ウイルス・パンデミックの影響もあり就活に失敗する。 希望も夢もなくし自殺も考えた鳴神であったが、ある日突然、時空転移能力を手に入れる。 不思議な力を宿した彼は、今の日本の現状を憂い、 昭和8年に時空転移して日本改造による歴史の大修正を行い、 『第三の日本』を作りあげることを決意する。 戦争を回避し新生日本を誕生させたかった鳴神だったが、 日米開戦の時は刻一刻と迫る。米国に負ければ、また同じ道を辿る。 歴史を知る唯一の男は、戦いに勝つために最新技術を導入し、 日本の軍備増強に取り掛かるのであった!!
及川古志郎大将が海上護衛総隊構想に邁進、サイパンとシンガポールに警備府を設置し、ラバウルに近いカビエンにも基幹基地が置かれた。帝国海軍はミッドウェイ海戦の大敗北で正規空母を多数失うが、1942年8月、ソロモン諸島沖での空母決戦に勝利する。反撃に転じた連合軍はスプルーアンスが南雲機動部隊を翻弄。壮絶なる激突は互いに多くの被害艦を出すが、フィジーの制圧に成功した日本側の勝利に終わった。そして1943年夏、スプルーアンスから作戦を託されたハルゼーが連合艦隊との最終決戦に挑む!
海上輸送路防衛により戦争遂行を目論む及川古志郎大将が「海上護衛総隊」構想に邁進。サイパンとシンガポールに警備府を設置し、ラバウルに近いカビエンにも基幹基地が設置された。ミッドウェイ海戦の大敗北で帝国海軍は正規空母を多数失う。一方、連合軍は中部太平洋における商船破壊作戦を全方面で激化。1942年8月、ソロモン諸島沖での空母決戦に勝利した連合艦隊は、サモア・フィージー攻略作戦の準備に入る。対する米軍はスプルーアンスに南太平洋の防備を命じる。壮絶なる戦いは互いに被害艦を出しながら、佳境へと驀進しつつあった…。
海上輸送路防衛こそ戦争遂行の一大事と捉える及川古志郎大将が「海上護衛総隊」構想に邁進。サイパンとシンガポールに警備府を設置し、ラバウルに近いカビエンにも基幹基地が設置された。ミッドウェイ海戦の大敗北により、帝国海軍は正規空母を多数失う。対する連合軍は、中部太平洋における商船破壊作戦を全方面で激化させる。1942年8月、連合艦隊はソロモン諸島沖での空母決戦に勝利し、米艦隊はハワイに遁走。日本軍はサモア・フィージー攻略作戦の準備に入った…。
1999年10月、あの“敷島英二”率いる宗教団体、シャンバラ教団が軍事クーデターを起こし、首相官邸や陸海空軍基地が一斉に制圧されてしまう。その1か月半後、臨時日本政府は戦艦大和を総旗艦とする、新設された日本連合艦隊の出撃準備を整え、首都奪還と北海道上陸といった二つ枝作戦をついに実施する!世界最大の海域制圧艦として生まれ変わった戦艦大和は、首都奪還をめざし、小笠原諸島沖を北上するのだが…。房総沖で繰り広げられる激しい海戦を制するのは!?そして、地球に迫りくる小惑星トータチスの衝突は阻止できるのか!?人類の未来を賭けた最後の戦いが幕を開ける!
ミッドウェイ海戦の大敗北により正規空母を多数失った帝国海軍。対する連合軍は海上航空勢力を半減した日本軍を見て、中部太平洋における商船破壊作戦を全方面で激化させた…。海上輸送路防衛こそ戦争遂行の一大事と捉える及川古志郎大将が「海上護衛総隊」構想に邁進。サイパンとシンガポールに警備府を設置し、ラバウルに近いカビエンにも基幹基地が設置される。改装飛行艇母艦『遠洋型』と零式単発複座飛行艇『襲天』が配備されたカビエン基地を舞台に、よろず請け負いが宿命の「よろず艦隊」の大奮戦が幕を開ける!
連合艦隊はハワイ奇襲に成功、ミッドウェー海戦でも勝利する。海軍への期待の高まりに陸軍首脳部はいらだちを強め、昭17年7月、陸軍部隊が連合艦隊司令長官山本五十六宅を包囲。政府・海軍・宮中は事前に情報を察知し、最悪の事態を避けることができた。日本はフィジー、サモアも支配下に収めて米豪遮断を図り、中国では日本陸軍が国民党に協力して共産党勢力を撃退。昭和18年6月の第二次ミッドウェー海戦でも新型空母を仕留め、米軍の侵攻を阻止する。しかし11月28日、米軍はガダルカナル島への上陸に成功。日米両艦隊は総力を結集して最後の決戦に挑む!
連合艦隊はハワイ奇襲に成功、ミッドウェー海戦も勝利する。海軍への期待の高まりに陸軍首脳部はいらだちを強め、昭和17年7月、陸軍部隊が連合艦隊司令長官山本五十六宅を包囲。政府・海軍・宮中は事前に情報を察知し、最悪の事態を避けることができた。日本はフィジー、サモアも支配下に収めて米豪遮断を図り、中国では日本陸軍が国民党に協力して共産党勢力を撃退した。そして昭和18年6月の第二次ミッドウェー海戦でも、潜水戦隊の活躍により新型空母を仕留め、米軍の侵攻を阻止。オーストラリアと中国は秘密裏に連合国からの離脱を決意する…。
太平洋戦争に敗れた日本帝国はGHQによる軍政が敷かれ、帝国陸海軍も消滅した。1950年6月25日、北朝鮮軍が南進を開始。新生日本は「在日米軍予備隊」を組織し、国連軍の一員として朝鮮戦争に参戦する…。国連軍は釜山付近まで追い詰められるが、その後の反攻上陸作戦でソウルを奪還。さらに北朝鮮と中国との国境まで攻め上がることに成功する。しかし、中国共産党が百万人単位の人民義勇軍を北朝鮮に投入して人海戦術を展開。中国人民軍を食い止めるため米軍は、ついに北朝鮮に5発の原爆投下を実行した…。