著者 : 茂木光春
[文庫改訂版]ナーダ・サーガ「無の国の物語」[文庫改訂版]ナーダ・サーガ「無の国の物語」
船が難破し、一切の記憶を失った光。蘭の花が香る清艶な女性に導かれたのは、混沌と秩序がうねり合う“ナーダの国”であったー。神秘の島で解き明かされていく彼自身の正体とは。圧巻のファンタジー小説。
ナーダ・サーガ 「無の国の物語」ナーダ・サーガ 「無の国の物語」
目に見えているこの体は誰だろう、誰のだろう、ぼくか、ぼくのか、しかし、ぼくとは誰だろう。船が難破し、一切の記憶を失った光。蘭の花が香る清艶な女性に導かれたのは、混沌と秩序がうねり合う“ナーダの国”であったー。神秘の島で解き明かされていく彼自身の正体とは。圧巻のファンタジー小説。身体全体が真っ白なペンギン、十年に一度咲く睡蓮、瓶詰めの「神のあくび」を売る店、土星の輪を千切りにした五目ラーメン…。この世のすべての文化と民族が集結する国で、真の自分を探し求める終わりなき旅が今、始まる。
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