著者 : 茅田砂胡
ヴァンツァーやレティシアが苦労の末に舞台の主演を張った学園祭も無事終了し、課外活動芸能祭が始まった。 だが「その神秘性が次の公演に必要だ」と舞台出演を迫りまくる先輩に困惑させられるライジャとか、 ルウのカミハラ(!)炸裂でトゥルークの楽聖サーナン・ドルガン初の渡航とか、 ヴァンツァーのボランティアに一般客殺到とか、日々問題は発生するがそれでも日常は紡がれていく。 リィ・シェラ・ルウの三人はいろいろなところに顔を出し、力を貸し、気晴らしに闘い、演奏会を計画したりと忙しい。 祭り気分を満喫する三人+α(ヴァンツァーとかレティシアとかお騒がせなご夫婦とかその息子とか)が楽しくもちょっと苦労したりする“普通でない”毎日とは?
“芝居”というキーワード取り付かれたお騒がせな一行リィ、シェラ、ルウ、ヴァンツァー、レティシアたち。 ヴァンツァーのクラス演劇は大成功に終わり、次はレティの番だった。しかし、レティは『かわいそうな子ども』という心情を理解しがたい役作りに珍しく困惑していた。 一方、医学生でもあるレティは実習先の聖グロリアス病院で『自分たちとそっくりな雰囲気』を持つ教授に声を掛けられる。危険な臭いを嗅ぎつけ、いつものメンバーに招集をかけるが。
プライツィヒ高校では学園祭において、二年生は演劇をおこなうこととされている。二年A組に在席するヴァンツァーは裏方を志望するも、クラス全員の反対にあい主役を務めることに。 ライジャもある人物から課外活動の一環で、舞台に出演を、と熱心に誘われ困惑する。 レティシアに至っては大学のセミナーの仲間たちがノリノリで芝居を企画、なんと『かわいそうな孤児』の役を演じる羽目に。だが、独特すぎる過去を持つレティシアには「自殺しようとする少年(レティシア視点による)」がなぜかわいそうなのか皆目理解できない。 一方、ジンジャーも少々悩むことがおき、インストラクターとしてジャスミンとケリーを引っ張り出した。かつて、映画撮影と偽り、黒玉(ジャスミン視点による)を吹っ飛ばした際の映画監督が関わる案件だった。 ジャスミンはルウもリィもシェラも誘い出し、プロの演技者に用事のできたヴァンツァーとレティシア、ライジャも同行するというフルメンバーがつどうことになる。
2017〜2019年に上演された「舞台 デルフィニア戦記」に合わせて刊行された「デルフィニア戦記公式ガイドブック」に掲載された三中篇に加筆の上、収録した外伝集。 「王女誕生までの七日間」 国王に返り咲いたウォルはリィを王女に迎えると公表。型破りなリィの言動に王宮の人々は否応なく振り回されていくーー。 「鷹は翔んでいく」 服飾職人フランクルが婚礼衣裳の注文を受け王宮に赴くと、肝心の姫ぎみはなぜか行方不明。ようやく面会かなった時は、結婚式まであとひと月……。 「国王の女難」 王妃リィには望めない“愛する者と過ごす、国王ウォルのやすらぎの時間”のために、バルロとイヴンが競い合い選りすぐりの愛妾を紹介するが……? 「男の修行」 ファロット伯爵に呼び出されたシェラのお話。書きおろし。 「嵐の後」 愛妾として迎える前の、ポーラとウォルのお話。ほぼ書きおろし。
口外無用の誓約書を出させても噂はひっそりと広がっていった。超絶においしい料理を提供するのに、その存在を声高に語ることのできない不思議なレストランのことだ。 オープンから一カ月、二カ月と過ぎれば、いくら口止めしても「テオドール・ダナー」の名声は静かに広がっていく。そしてその評判は、料理長テオの誘拐(未遂か?)や、エレメンタル美術館への強奪事件へと発展していく。 おいしいご飯とそれを食するに最もふさわしい空間を飾る名画を守るため、敢然と(余裕で?)立ち向かうルウ・リィ・シェラの三天使。連邦主席直属特殊部隊をも巻き込んで大がかりな課外活動が始まった。 読売新聞オンライン連載作品を大幅加筆し、上下巻として連続刊行。
いよいよ期間限定「テオドール・ダナー」がシティの隠れ家ホテルに開店した。しかし『当店で食事したこと及び当店の住所は公にはしないこと』を誓約しないと入店できないというおかしな要求にもかかわらず、各界の有名人が続々と駆けつけるレストランとは一体……? 読売新聞オンライン連載作品を大幅加筆し、上下巻として連続刊行。リィ・シェラ・ルウの三天使の活躍、我が道を行きまくるテオの傍若無人(でも料理は絶品)、実に多彩な登場人物や既刊のあちこちにまぎれているエピソードのその後をお見逃しなく!
ある日ケリーが「結婚式をやらないか?」と言い出した。このありえない発言にジャスミンとダイアナはケリーが重篤な病気にかかったのでは? と疑いをかけ……。結局披露宴は敢行され、多彩すぎるゲストが宇宙のあちこちから集まった。現役連邦主席もいるし宇宙放論者や学生も市井の婦人まで、懐かしい顔が勢揃いしたのである。 「鈴木理華画集」に収録された中篇に加筆を加えた表題作の他、披露宴の後の新婚旅行の話が書きおろされた中篇集。
25周年という節目の年にふさわしい豪華愛蔵本が登場! 『デルフィニア戦記』本伝全十八巻を六冊に分冊、各巻ごとに収録話数に内容を添わせた書きおろし短篇が収録されます。 また、各巻に月報『コーラル通信』を封入。茅田砂胡・児玉明子・佃井皆美・沖麻実也・鈴木理華各氏によるコラムやコミックを掲載。秘蔵資料の紹介などを予定しています。
25周年という節目の年にふさわしい豪華愛蔵本が登場! 『デルフィニア戦記』本伝全十八巻を六冊に分冊、各巻ごとに収録話数に内容を添わせた書きおろし短篇が収録されます。 また、各巻に月報『コーラル通信』を封入。茅田砂胡・児玉明子・佃井皆美・沖麻実也・鈴木理華各氏によるコラムやコミックを掲載。秘蔵資料の紹介などを予定しています。
25周年という節目の年にふさわしい豪華愛蔵本が登場! 『デルフィニア戦記』本伝全十八巻を六冊に分冊、各巻ごとに収録話数に内容を添わせた書きおろし短篇が収録されます。 また、各巻に月報『コーラル通信』を封入。茅田砂胡・児玉明子・佃井皆美・沖麻実也・鈴木理華各氏によるコラムやコミックを掲載。秘蔵資料の紹介などを予定しています。
25周年という節目の年にふさわしい豪華愛蔵本が登場! 『デルフィニア戦記』本伝全十八巻を六冊に分冊、各巻ごとに収録話数に内容を添わせた書きおろし短篇が収録されます。 今巻の書きおろしは中断した結婚式その後……? 料理長の渾身作・披露宴のご馳走の行方は? また、各巻に月報『コーラル通信』を封入。茅田砂胡・児玉明子・佃井皆美・沖麻実也・鈴木理華各氏によるコラムやコミックを掲載。秘蔵資料の紹介などを予定しています。
ポーラは魔法街を訪れた。イヴンに飲ませる惚れ薬を買いに行くという、国王や王妃が聞いたら悲鳴をあげそうな目的のために…。シェラはまだ暗いうちから朝食の準備をして、洗濯をし掃除を行ない、刺客の撃退もする。平和な日常の裏で殺伐とした事件が繰り広げられる、いつものコーラル城を描いた外伝。
【全6巻予約受付締切】2019年1月10日 25周年という節目の年にふさわしい豪華愛蔵本の登場! 『デルフィニア戦記』本伝全十八巻を六冊に分冊、各巻ごとに書きおろし短篇が収録されます。 また、各巻に月報『コーラル通信』を封入。茅田砂胡・沖麻実也・鈴木理華・児玉明子・佃井皆美各氏によるコラムやコミックを掲載。秘蔵資料の紹介などを予定しています。 【収録内容】 I巻:ノベルス・文庫1巻~4巻(第I部)
二度と、戻ること叶わぬはずの異世界デルフィニア。だがこの国の未曾有の危機が、リィを再びこの大地に呼び寄せた。待ちわびた王妃の降臨。熱狂する人々。覆る劣勢。大勝利の後、凱旋した王妃は首都コーラルに五日間だけ滞在するー。『紅蓮の夢』で語られなかった短くも濃密な日々が綴られた短篇連作集。
リィとシェラのバイト先であり、ルウとシェラがその腕前に驚嘆する料理人テオの店「テオドール・ダナー」。ここが、店の誰も知らないうちにしばらく休業に入り、しかも、その休業期間中は別の場所でなぜかひっそりと営業するらしい???最大の問題は、料理以外がすべて壊滅的に不自由な店主の存在である。テオの息子ヨハンは早々に意思疎通を諦め、あの父と会話が成立する奇跡的な人物を呼び寄せるという荒技を発揮させる。もちろん、かのリィ、シェラ、ルウがこんな楽しそうなことに参加しないわけはなく…。かくして、期間限定の秘密のレストランが開店する!
ジャスミンはジゴバの酒場での出逢いが初めてではないことを直接告げることなく逝った。ケリーは婚姻を承諾した本当の理由を彼女に伝える前に、一方的に別れを告げられた。ジャスミンは知らない。己の命がまだ尽きていないことを。ケリーは知らなかった。『命の恩人の形見』が大切にされていたことを。-スカーレット・ウィザードこれにて完結。
豪華声優陣によるオーディオドラマをCDに収録。ブックレットにはドラマ未収録のエピソードを追加したオリジナルバージョンの脚本も収録。
ギリアス一味を葬り去り一段落かと思われた船内からダニエルの姿が忽然と消え“クーア・キングダム”は大辺境を放浪するはめに。一方、ハワードと四人の重役たちは総帥・副総帥の事故死と奇蹟のダニエル救出を発表。怒りに燃える女王と海賊は、連邦軍も主席も大女優をも巻き込んだ愛息奪還作戦を発動し、前代未聞の「映画撮影(!?)」が決行された!