著者 : 荻原数馬
常連の木こり達の村に、突如炎を身に纏った魔人が襲来!ルッツも討伐に向かうが、愛斧『白百合』を歪めるほどの超高熱を前に撤退を余儀なくされ、リベンジを誓うことに。 そこでルッツは『白百合』を一度砕き、それを素材に新たな魔剣を製作。その出来栄えは、付呪を施したゲルハルトも生涯最高傑作だと唸る、魔法武具の歴史を変える逸品でーー 「条件が合えば神さえ殺せるかもしれんな」 歴代魔剣を凌ぐ魔力量の刀『鏡花水月』、その異能とは!?
連合国の各部族との交易に乗り出したルッツ達は、参加を渋る族長に遭遇。そこで、飢えた民の隣で私腹を肥やす族長に代替わりの決闘を申し込むと決めた娘を応援することに。 だが族長は、古に作られたという謎の魔剣を操るらしい。ならば作るべきはーー魔剣を打ち破るための新たな魔剣! 「負けてたまるか、俺たちこそが最高の職人だ」 一方、伯爵領内にはルッツの作った刀剣の所持者を狙った通り魔が出没。その正体は意外な人物で……?
ルッツ達の製作した魔剣『天照』で、隣国との停戦は成った。だがそれは大量の兵士が職を失うことと同義、あぶれた帰還兵による第三王女誘拐事件が発生してしまう。 勇者・鍛冶師・高位騎士・付呪術師という異色のパーティで電撃救出作戦が決行されるも、戦いの中でルッツは己にも武器が必要だと痛感。試行錯誤の末に豪斧を生み出した! そんな折、迷宮で冒険者たちが邪教の生け贄にされるという噂が。その調査で魔斧『白百合』の異能が早速花開く!
伯爵家に献上した『鬼哭刀』によって、鍛冶師・ルッツの存在は、王国貴族の間にも知れ渡ることとなった。 貴族たちは戦争中の連合国との停戦交渉に頭を抱えていた。 連合国は規格外の至宝『覇王の瞳』を和平の証に差し出すという。 それに見合う宝は我が国にないーーなら作るしかない! 国の威信をかけた宝剣製作を請け負ったルッツは、一流の付呪術師、装飾師と協力し、魔剣『天照』を作り上げる。 だがその剣の異能は両国の命運を大きく揺るがすことにーー!?
凄腕だがモグリの鍛冶師ルッツは、渾身の一振りを人助けのために手放してしまう。 ……うっかり銘を刻み忘れたまま。 野心の薄いルッツは気づかない。自身が勇者さえ心を乱す名刀を作っていたことにも。伯爵家専属の付呪術師ゲルハルトが無銘の名刀の作者探しに乗り出したことにも。 何とかルッツを探し出したゲルハルトは、伯爵の佩刀の製作を早速依頼。 その刀はさらなる波紋を呼びーー!? 魔剣を数多生み出した名匠が世に出る瞬間を描く鍛冶ファンタジー!
ビジネス街のはずれにある洋食屋の天才料理人・日野洋二は洋食屋の範疇を超える壮絶な戦いに身を投じていた。洋食屋なのにサバ味噌、にんにく餃子、カツ丼……店長である洋二の気分で生み出された絶品料理を前に、常連客たちも一筋縄ではいかない事件に巻き込まれていく。果てはナポリタンを学びにイタリア留学した料理学校時代の仲間(バカ)まで店に顔を出し始め、混沌は加速していくーー全編書き下ろし! WEB掲示板発の伝説的料理コメディ、まさかの第2弾!
ビジネス街に佇む洋食屋『ひだるまキッチン』。店主の天才料理人、日野洋二は2つの業を抱えていた。1:自分で作った飯を客に食わせたい。2:自分で作った飯を自分で食いたい。その為ならば注文無視、監禁となんでもござれ。しかし黙って従うような客たちでもない。不良サラリーマン、食事をたかる従業員ーー彼らを巻き込み、飲食店の常識を破壊する騒動が次々と勃発するのであったーー! まだ誰も読んだことのない完全新規書き下ろしエピソード2話も収録!WEB掲示板発の伝説的料理コメディ、まさかの登場!