縄文期の“加曽利の犬”、トルコ・イスタンブールでの野犬大虐殺事件、小型化へのあくなき欲望…犬と人間との長きにわたる関係を考察しつつ、愛犬ポメラニアンとの17年の日々を描いた感動のフィクション!
存在と不在の深淵を経巡る魂の旅。消え去った恋人の残した謎めいた本に導かれて、横浜、伊豆、軽井沢、隠岐、鎌倉、そしてインドへ!ミスティックな恋愛小説。
本を焼く男、眠り続ける女、父の日記を探る少年、放物線にこだわる少女、ロック史に殉じる愛ーある耽美の形、肥大する美意識の断片、5つのオブセッション。
恋愛でも快楽でもない、存在の根源的愉楽と崩壊。俊英の書き下ろす、生きるものの永遠の刹那。
鳥島の悲劇の歴史を元にした小説。ロマンの香りただようファンタジックな冒険譚としても秀逸。