著者 : 蓮見景夏
周囲の心を殺すほどの圧倒的な才能『虐殺スペック』。低スペックな俺、九木野瀬伊吹は、“万能”の虐殺スペックを持つ絶対的美少女・赤三月朝火の人生攻略本制作に巻き込まれてしまった。夏休み前の休日に出かけた俺は、本屋で出くわした朝火に誘われ、黒花とともにテニスの試合を見学することに。試合を優位に進めていた朝火だが、あろうことかケガをしてしまう。真意を問いただすと、「人間関係」の攻略法のためにサンプルを取ったとか言い始め!?そして、『あいつ』も学校にやってきてー。低スペックが虐殺スペックと挑む人生攻略本制作、第2巻!
世の中、才能で人生決まる。低スペックな俺は周囲の心を殺すほどの圧倒的な才能をこう呼んでいるー『虐殺スぺック』。ひょんなことから『万能』の虐殺スペックを持つ美少女・赤三月朝火の自殺を阻止した俺は「なんでも出来て退屈したから」とのたまう彼女に、せめてもの抵抗として反論した。「なあー出来ることじゃなくて、お前にしか出来ないことを見つけろよ」翌朝、朝火から『人生の攻略本作り』を手伝えと脅迫された俺は、条件と引き替えに制作を始めるが、朝火の攻略法は斜め上をいくものばかりで…!?低スペックが制作する人生攻略本、特典として万能美少女付き!
世界最大の情報機関『大図書館』には『死書』を扱う『史書記』がいる。彼らの使命は、無作為に人に取り憑き、過去の事件を再現させる霊物『死書』の回収。新人史書記レイン・ジークは、正式に史書記の認可を受ける儀式『神授式』へ参列するためシュレイの街を訪れていた。街を訪れた史書記は、レインを含め七人。親交を深めようとした矢先、『D・C・アドラー』を名乗る人物から、史書記を標的とする連続殺人予告が七人の死書に浮かび上がる。第一の殺人が起きたのち、容疑者となったのはレインで…!?これは死書の再現か、意志のある殺人か。-すべてを暴け。そしてー「この七日間の真相は?」