著者 : 藤木桂
建白書 本丸 目付部屋5建白書 本丸 目付部屋5
幕閣を前に目付衆十人、恒例の「総意」ではなく、己が信ずる理を吐露! 目安箱に入っていた建白書。幕府へ弓引く叛乱の狼煙か、はたまた善意の建議か。 侃々諤々、幕閣達の怒りと、目付衆の熱き自負と主張! 八代将軍・吉宗が設置した目安箱に前代未聞の建白書が入っていた。 幕府の農政に関するもので、見方によれば吉宗公を批判するものともとれ、幕閣は即刻処罰を訴えるが、上様から目付方に諮問があった。 十人の目付も侃々諤々、意見の一致を見ず、居並ぶ老中・若年寄を前に十人それぞれが意見を述べることに…。 己が信ずるところを語る、目付の真骨頂がここに。 ◆ 著者について 藤木 桂 ふじき・かつら 千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。 テレビドラマの企画脚本などを経て、本格時代小説に挑戦。シリーズ第一弾『本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人』でデビュー。
遠国御用 本丸 目付部屋4遠国御用 本丸 目付部屋4
巨大異国船団が来襲!? 北九州沿岸での脅威に目付と藩が一致団結! 福岡藩、小倉藩の島々で、不審な山林伐採跡が……? 長崎奉行からの知らせに、幕府から急遽派遣される目付筆頭の遠国での活躍! 長崎奉行からの出島のオランダ商館長にキリシタンの疑いありとの報を受け、目付・稲葉徹太郎が赴く。 また商館長の蔵から盗難があったことも判明し、稲葉が探索。 そんな折、北九州沿岸に唐船出没との報せに、目付筆頭の妹尾十左衛門が急遽赴く。 敵は大砲を備えた巨船群との報もあり、近隣の藩も及び腰だった。 一方、江戸では目付を騙る者たちの悪行が横行し……。 ◆ 著者について 藤木 桂 ふじき・かつら 千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。 テレビドラマの企画脚本などを経て、本格時代小説に挑戦。本作品でデビュー。
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