小説むすび | 著者 : 西尾潤

著者 : 西尾潤

マルチの子マルチの子

著者

西尾潤

出版社

徳間書店

発売日

2021年6月10日 発売

日本経済新聞、産経新聞、週刊文春、 週刊ポスト、現代ビジネスほか 各メディアで紹介され話題沸騰! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 実体験をもとに 「マルチ商法」の深淵を描き切った 震慄のサスペンス! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 賢い姉、愛らしい妹に比べて自分には何もない。 夢を持てず、鹿水真瑠子は毎日をなんとなく 過ごしていた。 そんなある日、バイト先の掲示板で 不思議な貼り紙を目にする。 「磁力と健康セミナー・無料開催」 それは地獄への扉だったーー。 認めてほしい。 ただその一心で始めただけなのに、 どうしてこんなことになってしまったのだろう。 マルチ商法にハマった女性の “乱高下人生”をリアルに描く、 ノンストップサスペンス! 〜〜〜〜 著者より 〜〜〜〜 大人になっても、自分自身が未完成な人ほど、 他者に ”承認” されることでやっと 自分を認めることができます。 情報弱者であり、未熟だった私は この承認欲求地獄へとはまっていきました。 それはやがて他人を、 そして自分自身をも欺すことへと 繋がっていきます。 当時の体験と記憶を頼りに、 マルチ・ネットワークビジネスの 世界を描きました。 お楽しみいただければ幸いです。 西尾潤

愚か者の身分愚か者の身分

著者

西尾潤

出版社

徳間書店

発売日

2019年9月28日 発売

第二回大藪春彦新人賞受賞作! 今野敏氏「秀逸なラスト」 馳星周氏「突き抜けた何か」 選考会にて両選考委員激賛! 戸籍ビジネスの闇に蠢く半グレを描いた 新時代のクライム群像劇! ================ 身寄りなし。 身分証なし。 金なし。 そんな優良人物をSNSを駆使して 探し出すのがマモルの仕事だ。 狙うは戸籍。 女性を装い言葉巧みに 相手の個人情報を引き出して、 売買が成立すれば報酬をもらえる。 ある日、マモルは上司から 不可解な指示を受けた。 タクヤと距離を置け。 自分にこの仕事を紹介してくれた先輩に、 なにが起きたのか。 翌日、タクヤの部屋の掃除を命じられた マモルが見たのは、 おびただしい数の血痕だった。 もう、タクヤはこの世にいない。 悲しみにくれるマモルに 一通のメールが届いた。 それは、タクヤからのメッセージだったーー。 === 【作者より】 受賞作の短篇に、その先の物語と背景を描いた 書下しの長篇です。 舞台は東京。 闇ビジネスを背景に、登場人物それぞれの 浅はかな「愚かさ」を書いてみました。 ある者は運命的に。 ある者はちょっとした弾みで、 意識のないまま犯罪に手を染めていきます。 そんな「愚か者たち」のお話です。 西尾潤

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