著者 : 谷川直子
その朝は、あっさりとその朝は、あっさりと
九十六歳の父を看取るまでの二十日間、家族と介護士、看護師はどうかかわるか。誰もが迎える最期には何が必要?一茶の句が持つ庶民のリズムと見捨てない温かさに包まれた「老衰介護看取り小説」
愛という名の切り札愛という名の切り札
それがあたりまえだと結婚した主婦の百合子。心変わりを理由に離婚を迫られるライターの梓。結婚にメリットなしと非婚を選ぶ娘の香奈。制度にとらわれず事実婚で愛を貫く若い理比人。結婚、離婚、非婚、事実婚を問いかける本格小説。
四月は少しつめたくて四月は少しつめたくて
詩が書けなくなった大詩人vs訳あり女性編集者、詩と再生の物語。借り物ではない、自分のことばで、きもちを伝えたい。詩をとおして、ことばを獲得していく女性たちを描く感動作。
おしかくさまおしかくさま
夫の浮気がきっかけで、専業主婦から金欠バツイチになった49歳のミナミ。ある日ミナミは、おしかくさまという“お金の神様”を信じる女たちと出会う。ATMのお社にお参りし、「無紋のおふだ」を財布に入れて、小金を増やす女たち。やがてミナミは、教祖に会うべく、上野動物園に向かうが!?現代日本のお金信仰を問う文藝賞受賞作。
断貧サロン断貧サロン
カレの正体は貧乏神!?BHK(貧乏神被害者の会)が主催する“貧乏を断つ”ためのサロン。そこには働かないイケメンの彼氏をもつ様々な女たちが集まって…文藝賞受賞作『おしかくさま』に続く痛快小説!
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