著者 : 豊田美加
瞳(下)瞳(下)
3人の里子たちともようやく打ち解け、ダンス大会でも優勝した瞳。そんなある日、突然将太の実の母親が現れる。再婚が決まったので、将太を引き取りたいと言うのだー。家族とは?仲間とは?悩み苦しみながらもひとつずつ答えを見つけていく瞳。果たして一本木家の再生の行方は…?現代における新しい家族のあり方を問う「瞳」ノベライズ・完結編。
たったひとつの恋たったひとつの恋
父親の残した傾きかけた小さな船の修理工場を継いだ弘人は、亜裕太、甲と高校時代からの仲間だ。三人はお嬢様大学に通う菜緒と、その親友の裕子と知り合う。菜緒は横浜の老舗ジュエリーショップの娘。最初は反発しあう弘人と菜緒であったが、いつしかひかれあうようになり、お互いなくてはならない存在になっていく。しかし、ひたむきでまっすぐな二十歳の恋には、乗り越えられない障害があったのだ。
たったひとつの恋たったひとつの恋
傾きかけた町工場の息子、神崎弘人(亀梨和也)は、横浜のジュエリーショップのお嬢様、月丘菜緒(綾瀬はるか)と出逢う。冷たくかじかんだ弘人の心は、菜緒のまっすぐな笑顔に溶け、ふたりは、ひそかに恋を育んでいく。そんなある日、ふたりを引き裂く事件が起こってしまう。もう二度と会えなくなったふたり。弘人と菜緒の、たったひとつの恋の行方は-。